検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:7,583 hit

▽5 ページ5



「大晴っ、」


大晴「A…」


「ごめんな?からかいすぎたな。」


大晴「っちゃうねん。俺があいつに嫉妬してただけやからっ。」


「大晴泣かんといて。」


大晴「泣いてへんわっ!アホか!」



そんなん言いながらポロポロ涙出てる大晴。



「もーー笑」


大晴「もーーーー笑 泣かすなってっ笑」


「泣かしてへんわ!笑」



そんな時、大晴が私のことを包み込んだ。

「大晴っ…?」


大晴「Aありがとうな。」


「ふふっ笑 どうしたん?」


やけに弱々しい大晴が愛おしくて、私も大晴の背中に腕を回す。


大晴「俺さっ、あのっ、」


「ん?」


大晴「そのさっ、お前のことっ、」


「うん。」


大晴「好きやで。」


「え…?」


大晴「だから、幼馴染とかやなくて、普通に好きやねん。」



ギュッと抱きしめる力が強くなる大晴。

私は、大晴もせーちゃんも好きで、
今は恋愛かなんてわからへんけど。


この関係が壊れちゃうのが嫌で、

大晴「わかってる。まだ答え出さんでいいしっ!」


「いいん…?」


大晴「おうっ!これから俺頑張るしっ!」


「ありがとう。」


大晴「おうっ!ええよええよ!勉強も、恋もちゃんと一位目指せるように。」


「大晴すごいな。かっこいい。」


大晴「っえ!ほんま?!」


「うん笑」


大晴「なぁA〜。」


「ん?」



フッと笑った大晴が、私にそっと口付ける。


大晴「っ…」


「んっ…たぁい」


大晴「…好きっ…」




_ガチャ




晴太郎「え。」


大晴「へ、、」


「うあっ!!」


せーちゃん入ってきた。


大晴にキスされて頭真っ白やのに。




晴太郎「ちょ、大晴だけずるいって!!俺も!!」


「ど、ど、ど、どういうこと!」


大晴「むりむりむり!」


晴太郎「俺も無理。Aのこと俺のが好きやで?」


「ちょ、せーちゃん?!」


大晴の腕の中にいた私の後頭部を支えて、
私に優しく甘いキスを落としたせーちゃん。


「せっ…」


晴太郎「A…大晴に絶対負けへんからっ…」


大晴「俺だって負けへんから!!」


晴太郎「いーや、俺のが上。」


大晴「俺のが先にキス貰ったし〜!!!」


晴太郎「は?そんなんしらん!幼稚園時にキスしたし!」


大晴「はっ?!?!」


「もー二人のこと好きやからっ!」


晴太郎「どっちかといえばぁー?」


大晴「俺だけみてやぁ。」


「もー。」


私、今日から大好きな幼馴染に取り合いされるそうです…

▽6→←▽4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
84人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:平野 桃 | 作成日時:2017年7月11日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。