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Me
．
"ほんまにありがとう！"
"またな！"
そんな声があちらこちらに響き渡る。
大晴「あーいややなぁ。卒業。」
「今日で終わりやなぁ。」
晴太郎「高校ばらばらやしな。」
幼稚園から小中 ずっと一緒だったからか、
寂しさが積もる。
大晴「んまぁー。家隣やし！前やし！」
「いややなぁ。せーちゃんと学校離れんの。」
大晴「っおい！なんで俺じゃないねんっ！」
「大晴はうるさすぎ笑」
大晴「もう俺泣くで？！」
「どうぞ？」
大晴「泣かへんわっ！笑」
晴太郎「俺もいややなぁ。Aと離れんの。」
「ずっと一緒におりたかった。」
晴太郎「んー、かわいい。」
そういったせーちゃんが私をギュッと抱きしめた。
大晴「っちょ！」
この温もりも、
毎日会えないのかなとか思うと、
寂しくて寂しくて。
せーちゃんの胸の中でこの日1番の涙を流した。
大晴「A〜。俺も胸貸したろかっ！」
「いらんっ！」
大晴「ひどない？！」
晴太郎「よしよし。笑」
「せぇえちゃああああん」
晴太郎「もー濡れるやーん笑」
「ごめんんん」
晴太郎「ええよー。いつでも会えるから。なっ？」
「うんっ！」
大晴「俺わい！」
「え、大晴ハグしたいん？えっっっ。」
大晴「っは？！んなもうええわ！！」
「おこんなってー笑 いったーいたいたいたい」
大晴「俺 大晴！！ってやらせんな！」
「自分が勝手にのったんやん笑」
晴太郎「相変わらずやなぁ笑 そろそろ帰ろっか。」
「そやなっ。」
こうして3人で一緒に帰るの最後やねんな。
晴太郎「3人で手ーつないでかえろっ！」
大晴「なんやねんそれっ！」
「幼稚園やん笑」
晴太郎「ええやーん！A真ん中な？」
「はいはい笑 んじゃあ。はい。」
．
大晴「よう誰かん家に帰ってたのに、今日でそんなんも最後やな。」
「時間ってのは早い。」
晴太郎「いやん。」
「あほちゃう笑笑」
．
あっという間に家の前。
大晴「ほな今日は俺の家な！ お菓子いっぱい用意したし！！」
「ほんま？！やったー！！」
晴太郎「プチトマトっ！！！」
大晴「いやプチトマトはないわ笑」
もう今を楽しむしかないなぁ。笑
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作者名：平野 桃 | 作成日時：2017年7月11日 17時
