【ハイキュー!!】男装やめたらモテ期来た。3 (ページ7)

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男装やめて89日目ページ7

☆side澤村☆

澤「…はぁ…。」

菅「大地？ため息なんかついて、どうしたんだべ？」

澤「い、いや!!何でもないよ!!…。」

そう言うと、スガはそう？と言って席に戻って行った。

頭をグルグル回っているのはAの事。

おそらく…ていうか、Aは女の子だ。

風呂場でぶつかった時、Aのタオルが取れて裸を見てしまった。

Aの体はどう見たって男の体つきではない。

…胸が…な…。

あの時は、とっさに胸筋が凄いな!!とか言って、何とかごまかせた。(ごまかせたことに驚いている。)

澤「…はぁ…。」

次、Aに会ったときどんな顔したらいいんだよ…。

東「大地？大丈夫か？」

澤「ヒゲチョコに心配されるなんて…おかわりしてこよ。」

東「どういう事だよ!?」

俺は、ご飯のおかわりを貰うために、カウンターへ向かった。

と、

『あ、澤村先輩!!』

…マジか。

運悪く、Aと会ってしまった。

澤「お、おお…。」

『澤村先輩も今からご飯ですか？』

澤「いや、飯のおかわりしようと思ってな。」

『マジすか!!よく食べますね〜。』

Aは笑顔でカウンターに並ぶ。

俺はその後に並んだ。

Aの前にも数人並んでいる。

『あ、そうだ！明日、けーと自主練することになりました!!』

澤「おー、そうか！アイツが自主練誘ったのか!?珍しいな…。」

『え？けーって、そんなにコミュ力ないんすか(笑)』

澤「まあ、だいぶマシになったけどな〜。」

『あれでマシなんすか(笑)』

…あれ？なんか、思ったより普通に話せてるな。

と言うか…むしろ、楽しい。

Aと話せて嬉しいと思った。

…なんだ？なんで、こんな事思ってるんだ？

あんな事があったから、もっと気まずいと思ってたのに。

…胸が、ドキドキしてる。

『さーわーむーらーせーんーぱーいー？』

澤「!?な、何!?」

『ご飯、おかわりいいんすか？』

気が付くと、順番が来ていた。

梟谷のマネさんに茶碗を渡して、おかわりをついでもらう。

『うっわー…そんな大盛りで大丈夫ですか…？』

澤「？普通に食べるけど？」

これ、普通だよな…？

Aのおぼんを見ると、

澤「すっっっくな!?」

『えええええ!?これが普通ですよ!?』

澤「もっと食べなさいよ!!!!」

『みゃぁぁぁ!!!!ご飯大盛りにしないでくださいよ!!』

この時、既にモヤモヤした気持ちは消えていた。

かわりに抱いたこの気持ち。

一体なんて言うんだっけ？