男装やめて97日目 ページ25
☆side川西☆
川「ん…。」
眩しい。
眠っている意識をやや強引に起こすと、誰かの足が見えた。
「おい。起きろ。」
この聞き覚えのあるドスの聞いた声は…。
川「白布。おはよう…。」
白「さっさと起きろ。もう起床時間だぞ。」
マジか…昨日、結構遅くまで起きてたからな。ねむい…。
白「ほら、寝てんのお前とAだけだぞ。」
川「ん。起きるわ。」
起き上がると、白布の言っていた通り。部屋に敷いてある布団は俺のもう1枚だけ。
白「先に食堂行って席取っとくから、A起こして一緒に来いよ。」
川「おっけー。」
白布が二度寝すんなよと、釘を指して部屋から出ていった。
…うん。ねむい。
とりあえず、Aを起こすためにAの布団へ近づく。
川「おー。Aさんやー。朝だぞー。」
ポンポンと布団を叩いて話しかけるも返事はない。
川「A。そろそろ起きねぇと白布にぶっ飛ばされるぞー。」
『…それは嫌だ…。』
白布、恐るべし。
川「ほら。布団さっさと片して朝飯行こ。」
寝ぼけ眼のAの頭を軽く撫でる。
と、
『んー…もっと…。』
といいながら、俺の手に頭を擦り付けてきた。
…ん?
え、なに。今何が起こってんの。
Aが、もっと撫でろと言ってきているのか!?あのAが!?
突然の出来事に俺はプチパニックを起こす。
川「A…?」
『へへー…なでなでされるのスキー…。』
はにかんだ顔を俺に向けるA。
…ヤバイ、天使!!!!
なにこいつ!?クッソ可愛いんだけど!!!!
寝起きは機嫌が悪いひととかならよく聞くけど、Aは寝起きが超機嫌がいいタイプの人なのか…?
なんでもいいけど、とりあえずAが天使。(真顔)
川「…A。」
俺はある事を思いついて、Aを呼んでみる。
『はぁい?』
川「おいで。」
俺はAに向かって両手を大きく広げた。
…さすがに無理だったかな。
『わーい♪』
が、Aは俺になんのためらいもなく抱きついてきた。
川「Aさんっ…?/////」
『へへへ〜。あったかい…。』
あー。もー。ヤバイ。
川西の太一くんがスタンドアップしてる。
いい加減我慢の限界だ。
川「A…。」
俺はAの顎をつかみ、Aの顔を近づけて
白「太一。何やってんだよ。おせー…よ。」
俺とAの状況を見て固まる白布。
あ、俺終わった。
そしてこの日、俺は右頬の腫れがなかなかおさまりませんでした。
218人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
naonao(プロフ) - 気になって夜しか眠れんです。 (2021年10月3日 4時) (レス) id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
naonao(プロフ) - 続きおなしゃす (2021年10月3日 4時) (レス) @page26 id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
Imoko(プロフ) - 無理のない程度に更新頑張ってください! (2021年8月20日 9時) (レス) id: cd79dbcbd3 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - 続きプリーズ (2021年8月12日 6時) (レス) id: c7b850bf22 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - 続きプリーズ (2021年8月7日 19時) (レス) id: c7b850bf22 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あなざーいか | 作成日時:2017年4月6日 10時