【ハイキュー!!】男装やめたらモテ期来た。3 (ページ19)

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おーさまゲーム4 ページ19

「「「「『おーさまだーれだ!!』」」」」

国「ん。俺じゃん。」

次の王様は国見。

すでになにかを思いついているのか、上機嫌だ。

金「く、国見…あんまり無茶は言うなよ？」

国「大丈夫だって金田一。心配しすぎ。」

金田一がオロオロしながら聞く。

国見は返事こそしたものの、聞く気は内容だ。

影「で？命令はなんだよ。」

国「じゃ、言うよ。

8番は今から5分間、王様に何をされても抵抗しない事。」

渡「8…。よかった〜。俺じゃないや。」

各々が国見の命令対象ではないことに安堵する中、1人だけ固まって動かない。

東「アレ…？8番って誰？」

東峰が聞くも、誰も手を挙げない。

田「もしかしていないとか？大地さんの分の棒が8番とか？」

一番最初に命令をされた澤村は、Aの命令通りにアイスを買いに行っている。

つまり、棒は1本余っているのだが…。

西「アレ？けど、余ってる棒は16番ッスよ？」

西谷が手にした余りの棒に書かれているのは16の文字。

矢「じゃあ、8番って…。」

そこまで言った時、矢巾は気付いた。

向かい側に座るAが、完全に沈黙していることに。

矢「…。」

矢巾は無言でAに視線を送る。

それにAはすぐさま気付いた。

【や、矢巾先輩…っ!!助けて下さい…。】

【すまないA。俺にはどうすることも出来ない…。】

Aの必死の懇願に、矢巾は胸を痛めながら首を横に振った。

国「Aさ〜ん？」

そこに突然の国見の声。

呼ばれたAはゆっくりと国見の方を向く。

『な、何でしょうか？国見さん…。』

国「アナタは何番ですか？」

笑顔の国見を見て、もう逃げられないと観念したAは、ゆっくりと自分の持っている棒を国見に向けた。

『8番…です。』

国「そ。さぁ、おいで。」

両手を広げる国見にAは観念して近づいていった。

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