男装やめて87日目 ページ5
たいち先輩にテーピングをしてもらったので、足の痛みが少し和らいだ。
『…あ、サラシ取りに行かないと…。』
俺は本来の目的を思い出し、白鳥沢の部屋にやや急ぎめで向かう。
天「あ、Aちゃん!!やっほ〜☆」
『さとり先輩!!』
部屋に戻ると、さとり先輩とえーた先輩。それから、けんじろー先輩がいた。
『自主練もう終わったんすか?』
瀬「おう。そろそろ飯にしようかと思ってな。」
『…他の4人はどうしたんすか?』
俺がそう聞くと、けんじろー先輩が疲れきった顔で言う。
白「牛島さんに五色が張り合って、まだスパイクやってる。大平さんと山形さんがジャンケンで負けて、2人の見張りやってるよ…。」
うぉ…お疲れ様です…。
天「てか、Aちゃ〜ん?それは誘ってると取っちゃっていいのカナ?」
『は?…あ、そうだった!!!!』
さとり先輩に胸を指さされ、サラシを自分のカバンから取り出す。
瀬「へぇ〜。サラシってそんなんなってんだな〜。」
『なに感心してんすか(笑)』
真面目な顔で言うえーた先輩を見て、笑ってしまった。
白「A。」
『はい?』
けんじろー先輩に呼ばれ、手招きをされたので近づく。
すると、肩をガシッとつかまれ真顔で言われる。
白「手伝おうか。」
『けんじろー先輩って、しれっとセクハラ発言してきますよね。』
たいち先輩と一緒やんけ。
『丁重にお断りさせて頂きます。』
天「じゃあ、俺が手伝ってあげるヨ〜!!」
『アンタは黙ってろ!!便乗すんなや!!』
俺はサラシを手に、トイレへ行くために部屋を出る。
瀬「A〜。俺ら、若利達呼んで食堂にいるからな〜。早く来いよー。」
『うーっす。』
えーた先輩に返事をしてトイレへ。
言っておくが、俺は男子トイレを使用している。
もちろん個室を。
…なんかい入っても緊張すんな…。
やはり、男子トイレに入るのは緊張する。
俺は素早く個室に入り、サラシを付けて食堂に向かった。
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naonao(プロフ) - 気になって夜しか眠れんです。 (2021年10月3日 4時) (レス) id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
naonao(プロフ) - 続きおなしゃす (2021年10月3日 4時) (レス) @page26 id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
Imoko(プロフ) - 無理のない程度に更新頑張ってください! (2021年8月20日 9時) (レス) id: cd79dbcbd3 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - 続きプリーズ (2021年8月12日 6時) (レス) id: c7b850bf22 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - 続きプリーズ (2021年8月7日 19時) (レス) id: c7b850bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あなざーいか | 作成日時:2017年4月6日 10時