男装やめて84日目 ページ2
けんじろー先輩と体育館に戻った少し後、音駒の救護の先生が来て診察をしてくれた。
診察の結果、特に異常は無いとのことだったが今日は万一のために絶対安静とされ、午後のゲームはずっとベンチだった。
『うなー…。』
監「文句あんなら若利に言え。」
ベンチでグズグズしてたら監督に悟られた。
…この学校、悟れる人多くない?
ピピーッ!!!!
「「「「ありがとうございました!!!!」」」」
今日の最後のゲームが終了。
自主練の時間になった。
自主練ならいいよね…?
牛「A、今日は安静にしろ。先に風呂に入ってこい。」
『じ、自主練ぐらいいいじゃないですか!?』
また悟られたし!!しかも、わかとし先輩に!!
白「駄目だ。さっさと風呂入れ。」
『えぇー…。』
俺が不満げにしていると、れおん先輩が耳打ちしてきた。
大「A。聞いた話によると、この時間自主練をしてないのは音駒のセッターだけらしいぞ。風呂なんて1番バレるリスクが高いんだから、誰もいないうちに入ってきなよ。」
『な、なるほど…では、お先風呂いただきます!!』
れおん先輩の説明に納得した俺は、一旦白鳥沢の部屋に戻り、着替えを持って風呂へ向かった。
れおん先輩が言った通り、体育館を出ると人気は全く無かった。
『フンヌフ〜ン♪お、ふ、ろ〜♪』
鼻歌を歌いながら、俺は風呂に到着。
ササッと服を脱いで、念のため体にバスタをルを巻いて風呂に入る。
『おお〜っ!!広いっ!!!!』
風呂場は思ったよりも大きく、キレイだった。
素早く体を洗い、湯船に浸かる。
『はぁ〜っ…生き返るわぁ…。』
まだ合宿は1日目だというのに、いろんな事がありすぎて疲れた…。
でも、他校の人達と合宿なんて楽しいなぁ…。
俺は今日あった事を思い出しながら体を温め、最後にもう1度シャワーを浴びて、脱衣所に繋がる扉を開ける。
と、
ドンッ!!!!
『ふぎゃっ!?!?!?』
何かにぶつかり、そのまま前のめりに倒れる。
ぶつかった何かに覆い被さるようになってしまった。
『痛ぇ…。』
「A…か?」
自分が覆いかぶさっているものから聞き覚えのある声が聞こえる。
恐る恐る下を見る。
『さ、澤村先輩…。』
澤「大丈夫か?」
『おわぁぁぁ!!すみませんっ!!』
俺はバッと澤村先輩の上から飛び退いた。
その時、澤村先輩にバスタオルが引っかかっていたようで、
パサっ…
俺の体を覆っていたバスタオルは、無残にも俺の体から離れたのでした。
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naonao(プロフ) - 気になって夜しか眠れんです。 (2021年10月3日 4時) (レス) id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
naonao(プロフ) - 続きおなしゃす (2021年10月3日 4時) (レス) @page26 id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
Imoko(プロフ) - 無理のない程度に更新頑張ってください! (2021年8月20日 9時) (レス) id: cd79dbcbd3 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - 続きプリーズ (2021年8月12日 6時) (レス) id: c7b850bf22 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - 続きプリーズ (2021年8月7日 19時) (レス) id: c7b850bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あなざーいか | 作成日時:2017年4月6日 10時