【ハイキュー!!】センニュー!!2

センニュー47 ページ3

「お嬢!!茂庭さんたちも来ましたし、これからは俺達が護りますからね!!」

『は、離してください…。』

「ダメですよ!!」

おいコラ離せや。

満面の笑みで笑ってんじゃねえよ。

全く…絶対バカ親父の仕業だな。

このタイミングでの警察側の人間の大量転入。

明らかに誰かによって仕組まれている。

しかし、【伊達警察学校】は表向きは普通の工業高校。

その真の正体を知っている人は警察側の極わずかな人間に限られる。

よって、これを仕組んだのはバカ親父だ。

「お嬢？どうしたんですか？そんな嫌そうな顔して〜。」

『とりあえず私を離してくれません？お話はそれからお聞きいたしましょう。』

「ダメです〜!!離したら、お嬢逃げてしまうでしょう？」

うっわ。バレた。

…本気でどうしよう…。

そう思った時、いきなり腕を引っ張られ二口さんから離れられた。

『!!…あ。』

振り返ればそこには

「悪いが。コイツに何か用があるなら俺がまず話を聞こう。」

【シラワシ】のリーダー。我らが牛島さんだ。

「…アンタに用はないんですけど？」

「Aは俺達の仲間だ。用件があるなら俺達も聞く権利がある。」

う、牛島さんっ…イケメンや…。

「…しかたないっすね。じゃ、また後で来ますねお嬢♪」

二口さんはどうやら諦めてくれたようで、私に手を振って離れていった。

『牛島さん!!ありがとうございます!!!!』

「気にするな。当然の事をしたまでだ。」

ほ、ホントにイケメンや…。

「にしても、あの七三分けくん。何者なんだろうネ〜？」

天童さんが私の顔をのぞき込んでくる。

…この人、絶対分かってんだろ!?

顔が分かってるよ!!悟ってるよ!!

『さ〜？何なんでしょうね〜…。』

とりあえずしらを切ってみた。

ココで言ったら、絶対面倒になる。

そう思って隠したのに。

「…Aちゃん。ちょっとこっち来て〜。」

『？はい。』

天童さんに手招きされたので近づく。

『何でしょうか？』

「ちょっと耳貸して〜♪」

天童さんに耳を近づける。

と、







レロ

耳に生暖かい感触。

『………っ!?!?!?///////』

それがなにか理解するのに数秒かかったが、なにか分かってしまった。

天童さんに耳を舐められたのだ。

『な、何してるんですか!?////』

「ふふっ♪さ、Aちゃん。ココからは【シラワシ】の尋問官と我慢比べだヨ☆」

妖艶に笑う天童さんの顔を見て、さっさと話しておけばよかったと後悔したのでした。

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