film24 帝国戦 ページ25
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辺りはもう真っ暗で、夜風が2人の頬を冷たく撫でる。幻想的に光る星空は、地上を明るく照らしていて、時折、雲の隙間から見える三日月が綺麗で、のりかはうっとりと見とれていた。
｢試合当日。円堂さん達はボロボロにやられちゃってね。もう勝負はついていたのに、帝国は攻撃を止めなかった｣
歯がゆそうに悔しそうに目を閉じたAは、震える拳を握りしめると、呟いた。
｢彼等の目的は豪炎寺さんだった。｣
ーそうあれは1年前ー
雷門対帝国学園。当時、マネージャーだったAはチームメイトに一つだけ隠し事をしていた。
それは、自分がサッカーをプレイ出来るという事。
元々、趣味程度で明日人達としていただけで、本来はサッカー部に入部するつもりも無かった。
だが、入学式の日。円堂に半ば強引に、勧誘され、渋々マネージャーとして入部した。
同じマネージャーの秋は、とても優しかったし、部員もAのことを歓迎してくれた。
おもえば、あの日も円堂の太陽のような笑顔に誘われて、入部したのかもしれない。
円堂の誘いが無ければ、今自分は此処にいなかっただろう。
平和で穏やかな日々が崩れたのは、入部して間もない頃だった。
練習する場所も無く、暇を持て余していたサッカー部に帝国から練習試合の申し込みがあったのだ。
｢円堂さん、気おつけて下さい。帝国は、勝利の為なら何でもします。｣
鬼道のことをよく知るAの忠告も、円堂は気にすることも無く試合の申し込みを受け入れた。
円堂の人柄ゆえだろうか。どうにか、試合当日までに人数を揃えた雷門イレブン。
厳しい特訓を積み重ねた彼等は、確かな自信に満ち溢れていた。物怖じすること無く、帝国に立ち向かい、最初は優勢かと思われた。けれど、全てはここからだった。
鬼道の恐ろしい策略が始まったー
一方的な試合展開に、観客達も思わず悲鳴を零した。誰一人立ち上がることが出来ないほどに痛みつけられ、ボロボロになった雷門イレブン。
豪炎寺を炙り出すため、円堂にわざと集中攻撃する帝国。Aは思わず鬼道に掴みかかってやろうかと思ったが、それよりも先に救世主が現れたのだ。
ーそう、炎のストライカー豪炎寺修也だー
彼がフィールドに立った瞬間、空気が変わったという。誰もが、彼に釘付けになり、Aもその1人だった。
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シロナ(プロフ) - 愛音さん» リクエストありがとうございます！水神矢くんは、対王帝戦の前後で、雪乃ちゃんを精神的に支えます。絡みは、少し先のお話で予定しているので、お待ちいただければ幸いです！ (2019年3月20日 22時) (
レス) id: 02fecad83b (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 水神矢成龍くんとの絡みをお願いします。 (2019年3月20日 21時) (レス) id: 95fbe585e8 (このIDを非表示/違反報告)
シロナ(プロフ) - あんさん» あんさん、リクエストありがとうございます。鬼道さんとは、星章対王帝の試合で沢山絡ませる予定です！せっかくの幼なじみ設定なので、日常での絡みも増やしたいと思っています(*´艸`) (2019年3月20日 11時) (レス) id: 02fecad83b (このIDを非表示/違反報告)
あん - 鬼道さんとの絡みをお願いします。(￣^￣ゞ (2019年3月20日 10時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sirona | 作成日時：2019年2月28日 20時
