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わたしは核に向かって走り出す
がしかし、切島くんがすぐに起き上がり私を追う
『♪〜〜』
走りながら短い歌を歌い、両腕の砲から音符を出し周りの柱に撃つ
音符は爆発し、柱が折れて瓦礫が落ちる
(切島くんにこんな小細工が聞くはずがないけど…少しでも妨げになったら…)
走りながら歌ってしまったので喉がピリッと痛む
大丈夫…核まであと少し……
とその時、後ろで瓦礫が飛び散る音がすると同時に
『……嘘でしょ』
切島くんが私の前に現れる
切｢詩乃の個性はすげぇよ！だが、俺の個性は"硬化"!!これくらいでくたばる漢じゃねぇ!!｣
そういい私を捕獲にかかる
…これを使ってしまうと私は敵になってしまう
ヒーローでは無いと言われてしまうかもしれない
テープを伸ばす切島くんの手が私に届く一瞬の時間
私は………
『♪〜〜』
悲しくて辛くなるメロディを奏でる
あの恐ろしく高い声は出さずに
中学の時に3人をも戦意喪失にさせてしまった恐ろしい歌
切島｢!?な…なんだよ…これ………!!力が……｣
切島くんは体の力が抜けていったのか、私に手が届く寸前のところで倒れてしまった
喉が限界まで来たところで歌を辞め、核にタッチする
オ｢ヒーロー!!!Wiiiiiiiiin!!!｣
…やってしまった……。喉が痛み、手が震えている
私は力が抜け動けずにいる切島くんのもとへ駆け寄り、
『ご…ごめんなさい………、私の個性で勝つにはこれしかないと思った…。こんな敵向けの没個性で…』
泣きそうになる声でポツリ、ポツリと話しかけた
『今のは悲しみの歌…相手を戦意喪失させてしまうほどの力を持つ歌なの……』
切島くんが私の方を見上げる。
切｢詩…乃……お前…｣
その顔が一瞬彼に見えてしまい、ヒュッと息が上がる
『…、敵向きの個性だって
切｢…？｣
そういい、スゥッと息を吸い
『♪〜〜』
優しく明るいメロディを奏でる
声を失った美しいお姫様が声を取り戻すように
愛する人を救うように
イメージをして歌う
すると、切島くんが力を取戻し私に問いかける
切｢今のって…｣
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おんな(プロフ) - りおなさん» きゃー！！めちゃめちゃ嬉しいです！TTありがとうございます！ (2021年4月19日 20時) (
レス) id: b2a2d8faa5 (このIDを非表示/違反報告)
りおな(プロフ) - コメント失礼します！設定もお話も全部面白くて好みです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！ (2021年4月19日 19時) (レス) id: b570dae8af (このIDを非表示/違反報告)
おんな(プロフ) - さおりさん» ありがとうございますぅぅ！！！すごいマイペース更新になりますが何卒応援よろしくです！ (2021年4月15日 0時) (レス) id: b2a2d8faa5 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - めちゃくちゃいいいいっ！更新毎日楽しみにしてます！これからも頑張ってください^^ (2021年4月14日 21時) (レス) id: 6378828036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんな | 作成日時：2021年3月15日 23時
