検索窓
今日:16 hit、昨日:7 hit、合計:6,191 hit

振り返りとそれを踏まえての高速再検証だーーー!! ページ14

拾四。



「鬼は全て、始祖である私から生まれると言ったな?」
「あ、はい」
「先ほど、仮説としてお前が私と同存在、つまりは同じ始祖であると言った訳だが、その結果がこれだ」

 これ、と刺した先を辿ると、そこかしこに飛び散った人間だったものの残骸(肉片)

「‥‥‥」
「見てわかったと思うが、人間は始祖の血で鬼となる」
「鬼‥」

 鬼に成ってました? あれ、ただのぶよぶよの塊だったじゃないですか
 そんな胡乱げな気持ちが伝わったのか、詳細が入る

「あれはお前の血が多すぎた。始祖()の血を大量に与えると、人間の身体は変貌の速度に耐え切れず、細胞が壊れる」
「ほへー」
「まぁ、多少私と違いはあったが、そもそも同存在とはいえ、工程が違う‥‥‥?」

 最後の方はぶつぶつ過ぎて聞こえなかったけど、つまり私は鬼を作れるという事で宜しい(OK)

「まぁ、一瞬で死ぬには至らなかったな。それなりに耐久性があった人間だったということか」

 ぼそぼそと思案気に月彦サンは言う

「あぁ、言っておくが鬼は簡単には死なない。それは鬼が相手でも同じこと」
「どっちも再生能力があるから?」
「そうだ
 そしてその再生能力も始祖()の前ではその限りではない」
「さっき死んじゃったのは?」
「身体の限界かもしくはお前の影響(せい)だろうな」

 私のせいって言うな
 むうとむくれて見せる。あれは五月蠅いっていったら勝手に爆発しただけでしょ? 真坂、言っただけでああなるとは誰も思わないじゃないの。‥‥いや、あれがきっかけじゃないかもしれないけど
 あ、―――

「えいっ」

ブスッ

「は、――」

 ちょっと思い立ったので月彦サンの額に一つぶすりと
 が、その瞬間ばちりと小さな雷のようなものが走り、私は反射的に身を退いた

「(なるほど)‥‥」

 衝撃が走った手を眺めながら、なるほどと口は動く。これが“弾かれた”‥‥。どうやらこれは本人の無意識化で起こるようなものみたいだね。月彦サンはびっくりして動けてなかったし、私がやられた時も何が何だかわからなかった。たぶん、衝撃に反射で手を引っ込めるように、侵入も反射で拒絶するのか。これは、防御反応の反射と同じようなもの? だが、月彦サンは拒絶されたのは初めてらしかった。そもそも生み出す機能が無いからでは? ふーむ、考えたいことは山ほどあるが、一つだけ確かめたいことがある



――わかった上でならばどうなるのだろう

「頼み事」はお互いにwin-winになるようにしましょう(←コレ大事!)→←まずは実戦!って説明すっ飛ばして行動するのヤメテ!?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼舞辻無惨
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

三月の専属ストーカーなつめみく - これ誰オチになるんだろ…いやまさかオチなし?!だがそれもまたよし((( (10月21日 17時) (レス) @page45 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:潮見 不可 | 作成日時:2023年4月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。