振り返りとそれを踏まえての高速再検証だーーー!! ページ14
拾四。
「鬼は全て、始祖である私から生まれると言ったな?」
「あ、はい」
「先ほど、仮説としてお前が私と同存在、つまりは同じ始祖であると言った訳だが、その結果がこれだ」
これ、と刺した先を辿ると、そこかしこに飛び散った人間だったものの
「‥‥‥」
「見てわかったと思うが、人間は始祖の血で鬼となる」
「鬼‥」
鬼に成ってました? あれ、ただのぶよぶよの塊だったじゃないですか
そんな胡乱げな気持ちが伝わったのか、詳細が入る
「あれはお前の血が多すぎた。
「ほへー」
「まぁ、多少私と違いはあったが、そもそも同存在とはいえ、工程が違う‥‥‥?」
最後の方はぶつぶつ過ぎて聞こえなかったけど、つまり私は鬼を作れるという事で
「まぁ、一瞬で死ぬには至らなかったな。それなりに耐久性があった人間だったということか」
ぼそぼそと思案気に月彦サンは言う
「あぁ、言っておくが鬼は簡単には死なない。それは鬼が相手でも同じこと」
「どっちも再生能力があるから?」
「そうだ
そしてその再生能力も
「さっき死んじゃったのは?」
「身体の限界かもしくはお前の
私のせいって言うな
むうとむくれて見せる。あれは五月蠅いっていったら勝手に爆発しただけでしょ? 真坂、言っただけでああなるとは誰も思わないじゃないの。‥‥いや、あれがきっかけじゃないかもしれないけど
あ、―――
「えいっ」
ブスッ
「は、――」
ちょっと思い立ったので月彦サンの額に一つぶすりと
が、その瞬間ばちりと小さな雷のようなものが走り、私は反射的に身を退いた
「(なるほど)‥‥」
衝撃が走った手を眺めながら、なるほどと口は動く。これが“弾かれた”‥‥。どうやらこれは本人の無意識化で起こるようなものみたいだね。月彦サンはびっくりして動けてなかったし、私がやられた時も何が何だかわからなかった。たぶん、衝撃に反射で手を引っ込めるように、侵入も反射で拒絶するのか。これは、防御反応の反射と同じようなもの? だが、月彦サンは拒絶されたのは初めてらしかった。そもそも生み出す機能が無いからでは? ふーむ、考えたいことは山ほどあるが、一つだけ確かめたいことがある
――わかった上でならばどうなるのだろう
「頼み事」はお互いにwin-winになるようにしましょう(←コレ大事!)→←まずは実戦!って説明すっ飛ばして行動するのヤメテ!?
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三月の専属ストーカーなつめみく - これ誰オチになるんだろ…いやまさかオチなし?!だがそれもまたよし((( (10月21日 17時) (レス) @page45 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:潮見 不可 | 作成日時:2023年4月25日 0時