恋愛なんてしたくない。【黒】

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深澤side






目黒 ｢翔太くん、ここの振りの時って…｣





歌番組のリハ中


振りの話し合いをしている目黒と翔太




仕事に私情は持ち込まない




でも普段の2人は今までと少し違う


2人はいま、ライバル同士だから。









初めてカフェに行った時、


目黒がAちゃんを意識していることはすぐに分かった。



可愛くて、ふわっとした雰囲気に明るい笑顔。


Aちゃんは目黒と同い年らしく、大人っぽいというよりは可愛い系。



雑誌のインタビューで聞いた目黒のタイプとはどちらかというと真逆で、正直驚いた。





それと同時に長年メンバーのことを見てきた俺は思った。




この子の雰囲気は翔太のタイプに近い。






そして案の定


リハが終わった楽屋で

Aちゃんと進展しないことに悩む目黒と、

Aちゃんを飯に誘ったと暴露する翔太



何もしてないように見えたのに、

いつの間に進展させてたんだ翔太は。




俺はてっきり、Aちゃんも少なからず目黒に気持ちがあると思っていた。


だから目黒が悩んでいるのは正直驚きで。







「なぁ翔太〜」




さっき目黒の背中を押してきた俺は

もちろん翔太の味方でもあるわけで






「Aちゃんのことどう思ってんの？」









大事な大事なメンバーだからさ、

2人に頑張って欲しいんだよ俺は。

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