第167話 ページ35
及川「お前は考えたの？
ちびちゃんが欲しいトスに100%応えているか。応える努力をしたのか。
現状がベストだと考えて守りに入るとは、随分ビビリだね？
勘違いするな
攻撃の主導権を握ってるのは、お前じゃなく
ちびちゃんだ」
「…！」
流石だ。
やっぱりセッターとしての及川さんは、飛雄より一枚上手だ
一枚どころじゃないかもだけど。←
スパイカーやチームを上手くまとめあげ、最大限の力を引き出す能力。
流石としか言いようがない。
大事なことを、気付かせてくれた徹先輩には感謝だな…
影山「…」
及川「それを理解することができないなら、お前は独裁の王様に逆戻りだね。
行くよ、たける」
階段をおりながら言う徹先輩の後に走ってついていく甥っ子くんは、立ち尽くしたままの飛雄を
横を通り過ぎる時にチラッと見て、去って行った
私は敵ながら、アドバイスをくれた徹先輩にお礼を言わなくては！！と、思い立って階段を駆け下りた
「徹先輩っ！」
及川「っ！？」
「あの…敵とか関係なしに、飛雄にアドバイスしてくれて、喝入れてくれて
ありがとうございました…！」ニコ
及川「…っ！///」
「…徹先輩？どうかしました？顔赤いですよ？」
及川「いや…っ///」
「？」
頬を染めたまま及川は片手の手の甲を口元に持っていき、Aから目をそらす
及川「…何でもないよ。じゃあね、A」
私の頭をぽんぽん、と2回たたいて甥っ子くんと帰って行く徹先輩を見届けて、私は飛雄の元へ戻った
〜及川side〜
飛雄にアドバイスした形になっちゃったなー
でも思ったより飛雄がポンコツで嬉しかったりする
こんな事を考えながら歩いていると
後方から「徹先輩！」と、自分を呼ぶ声が聞こえた
振り向こうとしたその時
左手に何かが触れた。
というより、その何かに引き止められた
Aの手だ。
理解するのが遅れ、一瞬フリーズしてしまった
その驚いている間に、大胆な事をしてきた後輩が話し出す
何事かと思えば、俺へのお礼
A「あの…敵とか関係なしに、飛雄にアドバイスしてくれて、喝入れてくれて
ありがとうございました…！」ニコ
「っ！///」
なにその笑顔、可愛すぎ…
物凄く柔らかく、可愛らしい笑顔で、自分へのお礼を言われて、
俺の左手はAの小さな両手で包まれていて…
それも相手は好きな人だし
嬉しくない男なんか、いなくない？
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なお(プロフ) - あいねさん» 夢主は擬似ユース合宿の方に行く予定です。でも影山たちともどうにか絡ませる予定なので、期待していてください (2020年4月10日 22時) (
レス) id: c649d09425 (このIDを非表示/違反報告)
あいね - 夢主が世界ユース合宿に選ばれてほしいです。 (2020年4月10日 22時) (レス) id: b6d7bd079b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - るるさん» 次の青城との試合までと擬似ユースまでの道のりが長いのですぐにとはいかないですが…苦笑 ご期待に添える内容は考えております！笑 (2020年3月27日 2時) (レス) id: c649d09425 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ストーンさん» 弁当と一緒に年越したの実話で、それはうちの母の台詞ですwきったないんですけどね…笑 ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月27日 2時) (レス) id: c649d09425 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - なおさん» ええええ！！それは楽しみにするしかないじゃないですか！！？とーーっても楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年3月26日 20時) (レス) id: 0adac37250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2018年10月7日 0時
