日向の双子の姉は愛され美少女！part6

第159話 ページ27

日向「…俺、中学の最初で最後の大会で影山にぼろ負けしてさ。

リベンジ誓って高校来たら本人いるし…
予想以上に感じ悪いしで散々だったけど、


試合になると考えてることが分かるっていうか…



初めて友達じゃなく、相棒が出来た気がしてたんだ」


谷地「っ！」

「…っ」


日向「…じゃあまたね」

谷地「うん…っ」


「…やっちゃん、気をつけて帰ってね」ニコ

谷地「Aちゃんも…身体、なんかあったら言ってね…」

「はは、ありがと。じゃあね」

谷地「うん…」



私は翔陽の後に続いてチャリを漕いだ


今頃、やっちゃんが泣いているんじゃないだろうか、なんて思いながら


・
・
・

〜帰宅〜

「……翔陽、怪我、平気？」

日向「うん…平気。ねぇちゃんは…？」

「平気だよ。なんともない」

日向「…っごめん、オレ…」

「もう謝んない！何回もごめんなさい聞いたよ？今日は早く寝よ！ね？」


日向「…うん。おやすみ。A…」

「おやすみ、翔陽」





パタン…


翔陽の部屋の襖を閉め、自分の部屋に戻る


「…」

布団に潜り、今日のことを全て思い返す



＿＿＿＿初めて、友達じゃなく、相棒が出来た気がしてたんだ＿＿＿＿





「……っ…うっ…ひっく……うぅっ…ぁあっ…！！」


夜なので声を押し殺して、私は布団の中で静かに泣いた


まるで自分の事のように




本当は、その場でも泣きそうになってた


けど抑えた


私より翔陽の方が辛い筈だし、やっちゃんも泣いてるのに私まで泣いたら

それこそ雰囲気最悪になっちゃう



…ちゃんと笑えてたかな？私……



あの時の分の涙まで、今流させてください

今だけ、ここで1人で泣くことを許してください…









はあ、シリアス似あわねぇな…←

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