第158話 ページ26
凄い勢いで飛雄の腰にしがみついた翔陽
影山「っ離せ！！」
日向「、トス上げてくれるまでっ、離さない！！」
「2人とも！！お願い、落ち着いて！！」
なんとか止めようと試みる
が、次の瞬間、飛雄が再び翔陽を投げ飛ばしたことによって近くにいた私は翔陽と思い切りぶつかってしまった
吹っ飛んだのは私だけだが。
「…っ、はあっ…、っあ、…」
少しだけ心臓が止まった後、全身に心臓のドクドク音が響き渡っているような、そんな感覚に襲われ息をするのが辛かった
恐らく飛雄はぶっ飛んだ私に気付いておらず、再び出口へと向かう
が、またすぐに翔陽が飛雄に飛びかかる
今の状態の私では、あの2人を止めるなんてさっきより断然無理な話だ
まあしかし不幸中の幸いというのだろうか
誰か…っ、と言いながら体育館を出ていく足音が聞こえた
やっちゃんが「やばい」と思って、きっと助けを呼びに行ってくれたのだろう
日向「あの速攻止められたじゃねぇか…っ！今日も、青城戦でもっ…！！」
影山「テメェ！！俺のトスが悪かったって言いたいのか！！」
日向「違う！！！そうじゃない！完璧だった！ドンピシャだった！！
なのに止められた！！俺がっ、今のままじゃもう上には通用しないんだ！！」
「すぅー、はぁ……すぅー……はー…。よし…」
先程の感覚が薄れてきて、呼吸も安定してきた頃
止めに来てくれたのは龍先輩だった
田中「おい…お前らやめろおぉぉぉぉーーーー！！！」
・
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カラカラカラ…と、2人分の自転車の音だけが聞こえる静かな帰り道
自転車を押して歩いているのは私と翔陽。
翔陽が前にいて、その後ろに私、私の隣ではやっちゃんが歩いている
学校からここまでの道は、誰も何も喋らなかった
本当なら楽しい話をして盛り上がって、笑い合いながら帰れてたんだろうけど…
谷地「…あっ、私すぐそこのバス停だからここで大丈夫！ありがとう…」
笑ってはいるが、どこか寂しそうな笑顔を見せたやっちゃんに、隣で見ていた私も心が痛む
日向「谷地さんごめんね」
翔陽は立ち止まって振り返り、これまた悲しそうな顔で笑う
「私からも、ごめんね…ボール出しに付き合わせた挙句、喧嘩なんて見せちゃって…怖かったよね。ごめん…止められなかった私にも非はある」
谷地「い、いいよいいよそんなっ…！いいよ…私は何でもないよ…。でも、日向とAちゃんが……」
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なお(プロフ) - あいねさん» 夢主は擬似ユース合宿の方に行く予定です。でも影山たちともどうにか絡ませる予定なので、期待していてください (2020年4月10日 22時) (
レス) id: c649d09425 (このIDを非表示/違反報告)
あいね - 夢主が世界ユース合宿に選ばれてほしいです。 (2020年4月10日 22時) (レス) id: b6d7bd079b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - るるさん» 次の青城との試合までと擬似ユースまでの道のりが長いのですぐにとはいかないですが…苦笑 ご期待に添える内容は考えております！笑 (2020年3月27日 2時) (レス) id: c649d09425 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ストーンさん» 弁当と一緒に年越したの実話で、それはうちの母の台詞ですwきったないんですけどね…笑 ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月27日 2時) (レス) id: c649d09425 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - なおさん» ええええ！！それは楽しみにするしかないじゃないですか！！？とーーっても楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年3月26日 20時) (レス) id: 0adac37250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2018年10月7日 0時
