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初対面 ページ3
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「おはよう。体の調子はどうかしら？」
「あぁ？」
目を覚ますとさっきとは違う薄暗い窓一つない部屋にいた。
目の前にはさっきの女。何をされたか全然わかんなかった。
ただ、手錠と足も縛られ木製の硬ぇ椅子に座らされていた。
「貴方を眠らせた後、ある程度の傷は治したけれど
…何処か痛いところはあるかしら？」
「…手」
とにかく探って情報を聞き出す。
それにここに来たときは俺は切り傷・擦り傷だらけだったのに今は傷一つねぇ。
あんだけあった傷を治す力がこの女にあるんだとしたら、見といて損はねぇ。
女は俺の言葉を聞くと手錠を外して手のひらを触ってきた。
「手のひらを酷使したんだね。パンパンだぁ。」
「…もみもみ触んな、気持ちわりぃ。」
「酷いなぁ、触らないとわからないでしょう？
それにしてもこんな状態になるまで放っておくなんて…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」
女はデクみてぇにブツブツと言いながら手を触っている。腹立つなぁ…！
「うんっ、まとまったよ。毒の調合。」
ブツブツし終えると一人納得して顔を上げた。
…っていうか待て。
「毒…だと…？」
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作者名：rico | 作成日時：2022年7月6日 6時
