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オリジン ページ20
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「行くぞ！A！」
「えっ？きゃぁぁああっ！？」
爆豪君は私を脇に抱え爆発とともに飛び立った。
突然すぎる出来事に驚きが隠せない…！
弔さんたちが見えなくなるほど上空で
彼のクラスメイトと思しき人たちと爆豪君が
いろいろと話している。
「か、かっちゃん！その子ヴィランなんじゃっ！」
「そうだぜ！連れてきた良かったのか！？」
…そうだよ。普通に考えてヴィランが…社会に
認められていない存在が自由を楽しむだとか世界を知るとか、
そんなことが認められるとは思えない。
たとえ認められたとしても、この子達のように
恐怖や疑いの目を向けられるに違いない。
やっぱり私は…
「俺とコイツの問題だし、コイツは他のヴィランとは違う。心配いらねえ。」
疑いなんて全く感じられない、強く澄んだ瞳で彼は言った。
「爆豪君…！…ありがとう」
「はっ！何泣いてんだよ。
…ここからだ。いろんな世界を見せてやる。」
これが私の序章、プロローグ。
オリジンだ
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作者名：rico | 作成日時：2022年7月6日 6時
