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「ただいま…って、何しているんですか荼毘さん。」
地下室に戻ると火傷だらけで意識のない爆豪君と
それを愉しそうに眺める荼毘さんがいた。
「調教」
「…治すのは私なんですから、仕事を増やさないで頂きたいです」
「どうせやることないだろ？」
「…いつか弔さんに言いつけます」
「ﾌﾝｯ…好きにしろ」
荼毘さんは手をひらひらと振りながら去っていった。
それじゃあ…治すとするかぁ。
毒の調合を頭の中で考え蝶を生み出す。
「…ん」
「あ…」
視線を下に向けると横たわる爆豪君が目をパチリと開きこちらを見上げる。
「いっ、てえ…」
「じっとしていてね。治すから」
彼の火傷の上に蝶を飛ばす。
すると、ジワジワと傷が消えていった。
「良かった〜もとに戻って。
結構強めの毒にしてしまったけれど…辛くない？」
傷が治ったのを確認して、彼の体を起こした。
「余裕だクソ」
「それだけ言えるなら大丈夫そうね。
…というか、荼毘さんに調教されるとか何をしでかしたのよ。」
「あぁ？なんもしてねぇよ。」
「その口調のせいかしらね？」
「ケッ」
不貞腐れたのかゴロンと横になってそっぽを向いてしまった。
それにしても…
「敵に背を向けて寝るなんて…危機感がないのね」
この言葉に彼はピクッと体を反応させた
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作者名：rico | 作成日時：2022年7月6日 6時
