帰り道 ページ5
【Aside】
麗日「あっ！あそこにいるのは！」ﾄｯﾄｯﾄｯ
A《ちょっ、待って！》ﾄｯﾄｯﾄｯ
麗日「ふたりともー！駅までー？待ってー！」
緑谷「あっ麗日さん！と言ノ葉さん////！？」
飯田「言ノ葉君と∞少女！」
麗日「麗日お茶子です！えっと…飯田天哉君と緑谷デク君！」
A《それは爆豪さんが付けた蔑称、本名は出久だよ》
麗日「そうなんだ…。でもデクって頑張れ！って感じで好きだな！私！」
緑谷「デクです！」飯田「緑谷君！？それでいいのか！？」
緑谷「コペルニクス的転回…」
麗日「こぺ？」
A《物事の見方が180度変わることの比喩。嬉しいんだろうね》
麗日「へぇー、なら良かった！」
飯田「それより今日の個性把握テストは驚いたな」
緑谷「うん！そうだ聞きたいことがあったんだ！言ノ葉さん！」
A《私？》
緑谷「そう！言ノ葉さんの個性が気になってて」
麗日「私も！なんか喋ってボールをポーンって飛ばしたり、デク君の指治したり」
A《…私の個性は言霊。言葉に強い力が宿っていて聞いた人を強制的に従わせる。》
《歌に感情を込めて自分や他人にバフ・デバフ効果を与えることもできるよ。》
緑谷「すごい、めっちゃ強いね！それならヴィランを捕まえるのも簡単だ！」
飯田「しかし常に発動しているとなると日常生活に支障が出てくるのではないか？」
麗日「そっか！だからヘッドホンで声を出しているのか！ん？でもどうやって？」
A《私の脳内で話したいことを思うとその脳波をヘッドホン内の小さな機械がキャッチしてスピーカー部分から音声を出すの》
緑谷「ハイテクだ！デザインも可愛いし！」
A《お気に入りだからね、これは》
麗日「あっ！皆乗る電車違うのか〜。残念。じゃ！また明日ね！」
緑谷「うん！また明日ー！」
飯田「気をつけてな！」
A《バイバイ》(^^)/
初めての友達とその帰り道。
とても楽しかった。音楽家として生きているだけでは決して体験することはなかっただろう。
私はこの学校に来れてよかった。これからの学校生活。
…少しだけ楽しみ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：rico | 作成日時：2022年3月4日 22時
