救助訓練�� ページ17
【ASIDE】
チハル「いいなぁそれ。アンタが喋んなくても声が出るんだもんな。金もかかるんだろうな。」
A《お久しぶりですお姉様。どうしてここへ？》
チハル「無視かよ、まぁいいや。ここへ来た目的はアンタを殺すことさ。」
A《どうしてですか？》
チハル「それしか言えない機械かよ。ま、アンタは何も知らずに死にな！」
お姉様が両手にサーベルを構えてこちらに走ってくる。
殺そうとしてくる理由を考えてると殺されてしまう。戦いに集中しなくちゃ。
A『止まれ！』
チハル「ﾁｯ、まだその呪いの声残ってたんだな。めんどくせぇな！」
お姉様とは戦いたくない…一撃一撃が重たいもの、一振りしたときの風圧がすごかった。
チハル「逃げんなよ！えぇいちょこまかと！」
ｸﾞｻｯ
A『あぁ、あ！？』
太ももにサーベルが刺さってる！？痛い…痛い…。引っこ抜いてすぐ『声』で直す。
ｶﾞｯ
これはこれで痛い…。
A『元に戻れ！』
チハル「(抜いて瞬時に直したのか)小賢しい！」
ｷﾝｯ
お姉様が刺したサーベルが武器になった！これで戦える！
チハル「はぁぁ！！」
A『たぁぁ！！』
ｷﾝｯ
身体が燃えるように熱い、いつもより身体がよく動く。
でも…
チハル「はぁぁ！！！」
ｷﾝｯ
お姉様の動き、一朝一夕で身に付くものではない。
A『はぁ…はぁ…』
チハル「ﾁｯ手間掛けさせやがって、さっさと死ね。」
A『嫌よ、吹っ飛べ！』
ﾊﾞｰﾝｯ
チハル「ｹﾎｯｹﾎｯ煙っ。アンタはほんっとうにアタシをイラつかせるのが得意だな。」
どうして…どうしてお姉様はあんなに怒っているの？なぜ私を殺そうとするの？わからない…
A《お姉様、どうして私を殺そうとするのですか。私には…わかりません》
チハル「アンタは知る必要はない、黙って死にな！」
お姉様、さっきより速くなってる。もう足に力が入らない。
ヤバい、死ぬ…
SMAAASSSHHH!!!!!
ﾓｸﾓｸﾓｸ
緑谷「助けに来たよ！言ノ葉さん！！」
A『緑谷…さん…？』
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作者名：rico | 作成日時：2022年3月4日 22時
