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裕太side
昔から、廉は物凄く聞き分けのいい子だった
中間子だったからというのもあるし、忙しい父さんや母さんを見ていたからのもある
末っ子の恭平は両親からすごく甘やかされていた
両親が亡くなった時、恭平と廉は喧嘩中で父さんに怒られたばっかりだった
恭平は両親が亡くなったと聞いた時に泣かなかった
父さんと気まずかったから
あんなに優しかった父さんに怒られたから
恭平は葬式の時も最後の別れの時も何も言わなかった
ただ見つめているだけだった
そこから、3人で暮らすようになって
恭平は言う事をよく聞くようになってわがままなんて全く言わなくなった
最後の試合に行く約束はずっと前からしていた
本当は恭平の姿を見に行きたい
でも、マネージャーさんから聞かされた新しい仕事は本当に大切な仕事だった
このグループが有名になる大きなチャンスだ
このチャンスを逃すわけにはいかない
メンバーも頑張ろうと意気込んでいる
俺1人の事情でこの仕事を断るわけにはいかない
恭平なら分かってくれるだろう、そう思っていた自分が馬鹿だった
もういい、そう恭平は言い残して部屋へ行ってしまった
廉は多分何があったのか分かったのだろう
リビングには来なかった
1人ぼっちのリビングはいつもよりも広く感じた
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黄色好き - 買えるになってましたよ。帰るとじゃないですか。続き待ってます。 (2019年7月21日 23時) (
レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
黄色好き - 体調悪いのに、なぜかそれを知られたくないから、隠す。廉らしいね。続き待ってます。 (2019年7月16日 1時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
黄色好き - 両親を亡くなり、親戚に頼れる事も出来ないけど、それぞれの問題を抱えながらも、三兄弟だけ必死に生きて居るんだよね。凄いよ。私ならば絶対に無理かも。続き待ってます。 (2019年7月15日 2時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお。 | 作成日時：2019年7月13日 19時
