灰谷兄弟の長男［男主］

forty ページ41

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『………ん』


あれ俺あれからどうしたんだっけ？


そうだ蘭の腕の中で寝ちゃたんだ


蘭がベッドまで運んでくれたのだろう



出来る弟だなと思いながら寝室から出る


リビングには竜胆がコーヒーを飲みながら新聞を読んでいた


竜「あ！A兄おはよう〜」


カッコいい見た目とは裏腹になんとも可愛い対応な竜胆

『おはよう。今日もかっこいいな。』


竜胆は嬉しそうに笑う


竜「A兄の弟だもん」

俺の腕の中に入り込みながら言う竜胆


『そういえば蘭は？』


竜「朝シャン中〜」


俺の指をいじっている竜胆

小さい頃から言うことやる事変わらず育っていく弟は可愛いものだ


竜「ねえ〜A兄〜今日の昼の仕事行かないで」

ギュッと抱きついてくる竜胆


今日俺は春千夜と一緒に梵天を裏切った会社を潰しにいく


それだけなら春千夜だけでもいいのだが最近ココが新しい毒花を何種類も仕入れてくれた


ココは貢癖があるのか俺にいろんな花を買ってくれる。その代わり俺の写真や私物をくれと言ってくるがまあいいだろう。


せっかくなのでを潰す会社の奴らを実験台として花の性能を確かめたい


『ごめんな。竜胆。』


竜胆の頭を撫でる

こんな事されたら行きたくなくなるがそう言うわけにもいかない


そう心に言い聞かせた

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