黒髪の君 Ⅳ (ページ33)

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新しい君ページ33

You side

『、もしもし』

「、うん、どうした？」

『お誕生日おめでとう、目黒くん』

24歳になった目黒くんにおめでとうを伝えたくて、

でも0時ちょうどは電話したり、誰からのメッセージを読んでるかなって思って、

敢えて16日の23時頃に電話した

目「ありがとう、なかなか連絡くれないから、忘れられてるのかと思った」

『ごめんね、忙しいかなって思って』

本当は1番最初じゃなくていいから、せめて1番最後がいいなって思ったからだけどなんて、

目黒くんは知らないだろうな

目「Aちゃん、今、何してる？」

『目黒くんと電話してる』

目「そういうことじゃなくて、そうなんだけど、(笑)」

『ふふ、なんもしてないよ』

目「じゃあさ、開けてくれない？」

『え？』

その言葉と同時にインターホンが鳴ってモニターを見ると、目黒くんの姿

なんでって電話とモニター越しに問うと、音反響してるなんて言われて、

とりあえずロックを解除した

ｶﾞﾁｬ

『、なんで』

目「会って1言目それ？違う言葉聞きたい」

『おめでとうだけど、おめでとうなんだけど、こんな遅くに))目「とりあえず、中入れて？」

お邪魔しまーすと言って玄関を抜けて洗面所で手を洗う目黒くん

『、、B型すぎ』

ソファーに座ってる目黒くんに暖かい飲み物を用意して私も隣に座る

目「誕生日はAちゃんに会いたかったんだよね」

こうやってサラッと言ってくるのずるいよね、ほんとに

『、目黒くん』

ソファーの上に正座して、目黒くんの方に体を向けると、目黒くんも同じ体制になってくれた

目「はい」

『お誕生日おめでとうございます』

目「ありがとうございます」

『あ、単独CMおめでとう』

目「あぁ、ありがとう(笑)」

『23歳の目黒くんには本当に助けられました、ありがとう』

目「うん」

『今年は24歳の目黒くんを支えられるように頑張ります。お誕生日おめでとう』

目「ありがとう、これからもよろしく」

そう言っていつものように頭を撫でてくれた

目黒くんは、早く戻ってきてね、10人でステージ立とうとか言わなかった

私にプレッシャーがかからないようにって気遣ってくれる

SnowManの私じゃなくて、1人の人間としての私にこれからもよろしくねって言ってくれたのが嬉しかった