黒髪の君 Ⅳ (ページ23)

今日:4 hit、昨日:55 hit、合計:721,044 hit

限界ページ23

Koji side

舘さん以外の8人が活動再開になり、Aちゃんに久しぶりに会う

いつも通りのレッスン場に

向「Aちゃん、久しぶりやな」

前の仕事で少し遅れて入ってきたAちゃん

『、っ、、』

深「A？」

Aちゃんがぼーっと俺らを見つめる

ふっかさんが問いかけると、その場に腰が抜けたように座るAちゃん

慌てて駆け寄ると、

向「、え、？？」

『、、うっ、、』

Aちゃんの目から大粒の涙がポロポロ零れてた

『、、じーこぉ、、うっ、、』

思いっきり俺に抱きついて声を出して泣くAちゃん

マネ「、(笑)」

.

『、ごめん、ありがとう』

嗚咽が聞こえる背中を撫でると落ち着いてきたみたいやった

深「目真っ赤、(笑)」

岩「ごめんな、A」

照くんがAちゃんの頭を撫でる

いつの間にかみんな集まって俺ら2人の周りを囲んでる

『、、ねぇ、みんな』

向「どうしたん」

.

.

.

『、、わたし、、ちょっとだけ休んでもいいかな』

向「それは今日ってことやんな？そこのソファーで休むか？」

『ううん、違くて、、少しだけSnowManの私を休む時間が欲しいです、』

俺らが活動休止中に起きた出来事を全部話してくれた

それは想像を絶するもので、そんな中でAちゃんがお仕事を頑張ってたって思うと、心が痛なった

『あとね、私、対人恐怖症になっちゃって、』

Aちゃんはヘラって薄っぺらく笑う

『、メイクも今自分でやってるの。それを治すためににも休みが欲しいです』

『やっと8人戻って来てくれたのに本当にごめんなさい』

『、、ごめんね』

細い体で俺らに謝るAちゃん

もうとうに限界は来てて、何とか俺らが復帰するまで保っててくれたんやなって思う

俺らの仕事が全部回ってきて、わけも分からん女に突き落とされて、それでも笑顔でSnowManを守ってくれたAちゃん

岩「ごめんな、A。守ってやれなくて」

深「1人でSnowMan守ってくれてありがとう」

阿「1回休んで、戻ってきてね」

『うん、ありがとう』

向「戻ってきてや、約束やで」

『うん、戻ってくるよ』

.