黒髪の君 Ⅳ (ページ16)

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Manager side

「A次、収録でその後雑誌の撮影だから」

『はい』

Aを車に乗せてスケジュールをAと確認する。

返事はしたものの、窓の外を見つめてぼーっとしてる

Aは、最近ぼーっとしてる時間が増えた

仕事の時は笑顔だけど、心の底からの笑顔じゃない

簡単な言葉で言えば

、、感情が無い

そんな感じがする。

分刻みのスケジュールが何日も続く

マネ「A、次、、おい、A？」

返事がなくて振り返ると肩を震わせてるA

『もう、、わかんない、、っ、、』

マネ「A、大丈夫だから、ちゃんと息して」

『、はぁ、、ごめんなさいっ、、はぁはぁ』

念の為に常備してある酸素缶を口に持っていき、背中をさする

泣きながら過呼吸になったのは初めてだった

『ごめんなさい、、』

マネ「、ごめんな、なんもしてやれなくて」

『、、私、必要ですか？、、私ちゃんとSnowMan守れてますか』

どこか一点を見つめて力無い声でそう言ったA

Aがここまで弱ってるのをマネージャーの俺でも初めて見た

『ごめんなさい、急ぎます』

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