黒髪の君 Ⅳ (ページ15)

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寂しいページ15

You side

マネ「A、今のうちにご飯食べとけ」

そう言われて、自分の空腹に気づく

『一緒に食べましょうよ』

テレビ局の楽屋のお弁当を2つ広げる

マネージャーさんはずっと私についてくれてるし、私がこうやって休んでる間も、

電話の対応、パソコンでの仕事で、マネージャーさんの方が休めてない

『ありがとうございます、私のためにこんなに動いてくれて』

マネ「マネージャーだからな」

『今くらい休みましょう』

マネ「、、お前良い奴だな」

私の提案にそう言いながら泣き真似をするマネージャーさんは誰かに似てる

.

マネ「、寂しいか？」

『ん？』

マネ「最近ずっと9人いなくて寂しいって顔してる」

『、、本音言ってもいいですか？』

私がそう言うとこい！と箸を置いたマネージャーさん

『スケジュールつめつめで全然寝れてないけど、そんなことより』

『、、1人なのが1番辛いです』

マネ「そうだよな、」

『ふふ、食べましょう』

今SnowManを守るのは自分しかいないって分かってる。

けどそれを自分に言い聞かせる度に、悲しくなる

1人ステージに立つのは寂しくて

体なんかよりも心が痛くて、

脚も腰もボロボロだけど心の方がボロボロで、

何とか保ってるんだなって自分でも思う

.

.

御手洗に入ってる時、聞こえてしまった

女1「SnowManのさ、あれどう思った？」

女2「Aさんだけ濃厚接触じゃないやつでしょ？あれもう完全にハブられてるでしょ笑」

女1「だよね～そろそろ自分がいらないこと気づけばいいのに」

女2「男だらけに女1人って普通に考えて無理でしょ」

女1「いやぁそれな笑笑早く辞めないかな」

女2「辞めるんじゃない？そろそろ」

こういう話はもう慣れっこだった

最初はイライラしたし悲しかった

でも人ってすごくて、何度も言われ続けられると自然と何も思わなくなってくる

マネ「どうした？」

『、大丈夫です。』

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