黒髪の君 Ⅳ (ページ14)

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Shintaro side

『、、ありがとうございました』

TravisJapanと共に裏に降りるA

ふらふら裏に来て、その場にしゃがみこんで肩で息をしている

『、はぁ、、』

森「A、吸って、大丈夫だから」

顔を上げさせて、目を見てしっかり伝える

『、、ごめっ、、っはぁ、』

永瀬「A、大丈夫か」

過呼吸気味になってるAを心配してキンプリの廉が酸素缶を持ってやってきた

廉は酸素缶をAの口に当てて、慣れた手つきでAの呼吸を整えた

『ごめんっ、、ありがとう』

SnowManの最高難易度のダンスと10人分の歌を1人で歌うのは男でもきつい

永瀬「じゃあ、俺ら次やから」

『うん、ありがとう。』

Aの頭を撫でてステージへ向かう廉

『、慎太郎もありがとう。助かった』

慎「なぁ、お前寝てる？」

『....え？』

Aの顔を近くで見て思ったこと、

目の下のクマが隠しきれてない

顔を両手で包んでそのクマの辺りをそっと親指でなぞる

『心配しないで、大丈夫だから』

そうやってふわっと笑ってよいしょって言って立ち上がった

『あ、SixTONESめちゃめちゃかっこよかった』

慎「おう、ありがとう」

『ふふ、ばいばい』

いつにも増してAは地に足がついてなくて、消えそうだった