星の花が降る頃に IV

1日密着 ページ12

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「おはようございます」


『え、びっくりした、おはようございます』


車を降りると、カメラを持ったスタッフさんがいて、慌てて、帽子とメガネをはずした




「今日1日密着させていただきます」


『え、急にですか？(笑)』


「ちなみにマネージャー許可もらってます」


『ちょっと、知らないんだけど』


カメラの向こうにいる涼太に向かってそう言うと、謝る気なさそうにごめんポーズが返ってきた



『え、こんな急なことあります？』


「素を撮りたいんで」


『あ、そういうこと、、ってならないの私だけ？(笑)』


「まぁ、行きましょう」


『、、はい』






スタジオへの移動中


「雪村さんの今日のスケジュールは？」


『えー、まず今からライブの打ち合わせで、専属モデルをさせてもらってる雑誌の撮影、他の雑誌の撮影と取材、』



『まだ情報解禁はできないのですが映画の撮影、最後は振り入れです。』



「多忙ですね」


『ありがたいです。さぁ、ここが会議室です。』


「ノリノリじゃないですか(笑)」


『、、(睨む)』


「行きましょう」





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(部屋の隅でカメラを回してるスタッフ)



『んー、なんか、違うっていうかなんだろう』


『こう、感覚が違う感じ』


涼「分かるよ、言いたいこと」


『んー、難しい、、わぁーーー(椅子に乗って一回転する)』


涼「おい」



『(カメラに気づく)あ、へへ、(笑)』



「今は何をしてるんですか？」


『各セクションの1番最初の土台となるものの話し合いをしてます』


『ほんとにまっさらな状態から意見を出し合ってます』






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『終わりましょう、ありがとうございました。お疲れ様でした』


「お疲れ様です」


『あ、ありがとうございますごめんなさい、走ります』


「足には自信あります」


『、、しらねぇわ(笑)』


そんな話をしながら車まで走る









「お昼ご飯食べられないんですか？」


『あれ今何時ですか？』


「13時過ぎた頃です」


『忘れてましたね、そんな話してると、お腹空いてきました』


涼「よしはい、コンビニ着いた」


『さすが、うちのマネ分かってます』






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「じゃあ、邪魔にならないように密着させて頂きます」


『あ、お願いします』







カメラマン「いいね、いいね、はいおわり」


『んー、、、ごめんなさいもう1回お願いします』


カメラマン「はいよ(笑)」

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