_変わらない ページ37
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活動再開してから、直接お客さんの前に立つ機会はない。
心のどこかでまだ怖いって思ってしまってる私もいて、
早くファンの子達に会いたいけど、、
複雑な気持ちが心の中にある。
今日も雑誌の取材とインタビューだけ
スタッフさん1人1人に挨拶をして、スタジオに入る
カメラマンと編集者さんと話し合いながら沢山写真を撮っていく
次のインタビューまで時間があるって言うのを伝えられた
特にすることもなく、廊下の自販機に向かうと
「〜〜だよね」
女性スタッフの声が聞こえた
「Aちゃん、活動再開したところでって感じだよね」
「ね、使ってくれるところあんのかな」
「いやぁ、全盛期過ぎたでしょ(笑)」
「若くて、可愛いってだけでチヤホヤされてたもんね」
「ほんとそれ。実力全然ないのに」
「AAAもおわりじゃない？」
「だよね〜(笑)」
言われ慣れてるし、いちいち気にしてたらキリがないことも分かってる。
けど、私だけならまだしもAAAの事を言われるのは悔しくてたまらないし、
みんなに申し訳ない気持ちが出てきてしまう
「手、血出るよ」
『、、え？』
声の方に顔を向けると、
『日高くん、、』
日「おつかれ」
『お疲れ様。仕事？』
衣装を身にまとった日高くんの姿
さっきのを聞かれてたと思うと、申し訳ない気持ちになる
日「うん、そう撮影」
そう言って、2人で近くにあったソファーに座った
『なんかさ、、私のせいでね』
日「うん」
『グループが悪く言われてるのがすごく悔しい、』
日「うん、そっか」
私が話終わるまで聞いてくれる日高くんは、昔からずっと変わらなくて、
この優しさに何度も救われてたなと実感する
日「Aのせいでも、他の誰かのせいでもないよ」
『、、』
日「もうA1人で悩まなくていいんだよ、俺らグループだから」
頼ってって言ってくれた日高くん
その優しさは出会った時からずっと変わらない
日「悔しいなら見せつけてやろうぜ、俺らの力」
笑って拳を前に出したから、その拳を握った
『ありがとう』
日「ばかいてーよ」
『あ、ごめん、』
思いが強すぎたみたい(笑)
.
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カメラマン「なんかいい事あった？」
撮影中にそう聞かれた
さっきより表情が良くなったと、カメラマンさんが言ってくれた
『ありがとうございます、(笑)』
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airi(プロフ) - K，I，O，H，W，Dさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2020年11月11日 23時) (
レス) id: 334900bbc9 (このIDを非表示/違反報告)
K,I,O,H,W,D - はじめまして！このお話楽しくて1話からずっと続けてみてしまいました（笑）本当に素敵な作品です！続きを楽しみにしています！更新楽しみにしています！ (2020年11月11日 10時) (レス) id: 522229740f (このIDを非表示/違反報告)
airi(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。 (2020年9月14日 22時) (レス) id: 334900bbc9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 頑張ってください！ (2020年9月13日 23時) (レス) id: b83fd7db6f (このIDを非表示/違反報告)
airi(プロフ) - kokoroさん» ありがとうございます。そう言って頂けて本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします。 (2020年8月20日 1時) (レス) id: 334900bbc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：airi | 作成日時：2020年8月11日 0時
