38-逃避- ページ43
「あ"ー、完敗だー」
個性の効果は切れれば、そのまま俺は床にぶっ倒れた。今日の戦闘訓練あっての今だ。もう足の力が入らない。
「お前、攻撃の時もあそこの床だけ変形はさせなかった。意識しすぎだ」
「ぐえー」
「アヒルか」
「鴨です」
はぁー、やっぱり師匠には敵わない。散々攻撃食らって、俺が師匠にかましたのは一回だけ。あれはもう奇跡中の奇跡。
「剣術をあげるのもいいが、もう少し考えた攻撃をした方がいい。やり方がシンプル過ぎて次どうくるかが分かる」
「ですかぁ…」
「まあ、あの一発は良かったがな」
「あれ奇跡っすよ。一瞬スローモーションに見えて咄嗟になんかやったら当たったって感じで…」
「動きを読めたんじゃないか？」
「そーなんでしょーか？」
「俺が今まで戦った中で、動きを読んだ奴はそういない。自身を持つこともいいことだぞ」
「んー」
俺自分を過信し過ぎてるとこあるからなぁ。もしほんとに偶々だったらこれで自信持ってもなぁ…。
「それに師匠手加減してたでしょー？」
「まあな」
「ん"んー」
手加減してたのにあれを喜んでもねぇー…。その今まで戦った人達とは、やっぱ本気だして戦ってるだろうし。
俺なんかに本気出されたら動く隙もないってぇー…。
『……、…………、………』
「…？」
なんか、外から声がする…。
「…………チッ、もう来たか」
「え？来たって何が…」
「これだけ廃ビルで暴れたんだ。そサツやらヒーローやら来るに決まってるだろ」
「え"っ」
「帰るぞ」
「え、待って、俺足動かないッス」
「…仕方ないな……」
「うぎゃっ」
あれだ、世に言う俵抱き。
「跳ぶぞ」
「えっ、あっ、ぎゃあぁぁぁぁああぁぁぁぁああ」
その状態で跳んじゃう！？自分一人で跳ぶには平気だけど、自分が抱かれた状態で跳ばれるのは…ちょ………………っ。
「あああああぁぁぁぁあああぁぁあっ、ナブッ」
「黙ってろ。…たく、ヒーローが追って来ちまっただろうが」
「う、うぐ…」
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紅じゃけ(プロフ) - 蝦夷さん» ありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2017年8月24日 21時) (
レス) id: 0e38c6c478 (このIDを非表示/違反報告)
蝦夷 - ステインのやつ読みたかったんで嬉しい。私も同じくアニメでドはまりしました。いやぁ、うれしい(しみじみ)。応援してます。 (2017年8月24日 1時) (レス) id: cd5b0b40a3 (このIDを非表示/違反報告)
紅じゃけ(プロフ) - サイトさん» いえ！あってます！自分がB型なもので、なんか印象残ってBにしてしまいました！教えてくださりありがとうございます！！ (2017年8月16日 22時) (レス) id: c9f05b71d6 (このIDを非表示/違反報告)
サイト(プロフ) - 37-敗北- で違和感を感じる表現がありました。夢主君が「B型だから拘束がすぐ解ける」と発言していますが凝血の個性はB型が一番拘束時間が長いはずです。ヒロアカ6巻参照。間違ってたらすいません。 (2017年8月16日 12時) (レス) id: 1e7db7b5a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅じゃけ - 稲野さん» ハッ！倍率が300なんですね！ヒロアカ好きなのにとんでもないミスを…っ。教えてくださりありがとうございます！！ (2017年8月14日 6時) (レス) id: c9f05b71d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅じゃけ | 作成日時：2017年8月12日 17時
