あなた と かるた [須藤暁人]

十一首 ページ13

「じゃー早速...試合かなー....
　 う〜んっと、かなちゃんと机くん
　 千早ちゃんと肉まんくん
　 私と真島くんで!!」


太「まじか....」


　「全国の予選近いんだからしっかりね!!!」


　◆ ◆ ◆


　「みんな休憩していいよ〜!!」


肉「ぐはぁ〜!!!疲れた!!!」


机「夏じゃないのに水分がたりないよ〜!」


　「ｗｗｗｗｗ」


千「ねえねえ、Aちゃんってどこの高校通ってんの？」


か「それ私も知りたいです」


　「え〜!内緒!!
　 でも、かるた部でね女子私1人でさ〜!!
　 あと皆、男子ばっかり!!
　 だから、瑞沢高校かるた部が羨ましいよ〜〜!!」


太「じゃぁ先輩も」


　「そうなの!真島くんみたいに優しい部長ならいいんだけど
　 うちの部長超腹黒いから、1年生にもめっちゃ厳しいの!!!」


千「え〜太一優しくないよ〜!」


太「千早、そこは黙ってればいいんだよ!」


　「そこ?!ま、いいか.....
　 練習再開するよ〜!!」


皆「は〜い!!」


　◆ ◆ ◆


　「あっ!もうこんな時間!!!」


か「どうしたんですか？Aちゃん？」


　「今日、先輩に勉強教えてもらおうかなぁ〜って思ってたから...」


千「えー!!!でも、Aちゃん頭いいのに〜!!!」


　「そう？テストの順位いつも2、3位くらいだよー」


肉「そうゆうヤツを頭いいって言うんだよ!!!」


　「え?!なんかごめん」


太「百条さん早くしたほうが....」


　「!ありがとう真島くん!!じゃ、みんなまた機会があったら呼んでね!
　 あと、はいコレ」


太「番号？」


　「そう、それ私のメアドと携帯番号だから入れたい人は入れて良いよ!
　 じゃ、私はこれで!!」


千「Aちゃん、じゃあね!」


　「うん!!!」


　◆ ◆ ◆


ガチャ


　「ただいま〜
　 疲れた〜〜!」


ピーンポーン


　「？、はーい」


ガチャ


須「あ」


　「あ、須藤先輩、どうしたんですか？」


須「お前、今日どこ行ってたんだよ」


　「今日ですか？今日は友達の高校に行っていましたけど....」

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