あなた と かるた [須藤暁人]

九首 ページ11

◆翌日(休日)◆


　「........朝....」


須「起きたか」


　「あ、須藤先輩おはようございます....」


須「おはよう
　 (こいつ朝に弱いのか....)
　 おい、昨日の出来事覚えてるか？」


　「昨日....昨日は須藤先輩に勉強を教えてもらって.....
　 お礼に夕食を作って.....
　 その....まま.....!!!!」


須「やっと気づいたか....」


　「ごめんなさい!!!
　 ベットまで借りちゃって....」


須「気にすんな....
　 それなりの代償はもらったからな」(ﾆﾔﾆﾔ


　「え？え！どうゆことですか!?
　 まさか!寝ている間に何かしたんですか!?」


須「ｗｗｗｗｗｗ」


　「須藤先輩!!なんで笑うんですか!!」


ピロリン ピロリン.....


Aのスマホが鳴る


須「電話か」


　「はい....友達からです」


ピッ


　「もしもし」


？『おはようございます
　 Aちゃん
　 今日、何の日か分かりますか？』


　「おはよう
　 かなちゃん
　 今日？今日は.....あ！ごめん‼すっかり忘れてた！
　 最近バタバタしてて(笑)」


か『分かりました
　 皆さん待ってるので早く来てくださいね』


　「は〜い
　 すぐ行くね〜！」


ピッ


須「用事か」


　「はい
　 今から急いで行かないといけないので、一旦準備をするために帰ります
　 夕食のお皿は、洗っといてもらえますか？｣


須「了解
　 早く行って来い」


　「ありがとうございます！では、失礼します！
　 いろいろと、ありがとうございました‼」


　◆ ◆ ◆


　「(はぁ、すっかり忘れてた.....確か、瑞沢高校だったよね)」


〜〜〜瑞沢高校前〜〜〜


　「(ここかな？.....
　 えーと、かるた部、かるた部.....っと、ここか)」


がら がら がら


古びたドアを開けると、そこは廊下だった


スタ スタ スタ


廊下を歩き進めると

『バンッ』

何かをはらうような......いや、はらっている音が聞こえた

ふと、ドアの貼り紙に目がいった


　「『かるた部』かわいい絵.....」

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