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「萱島さんが怖いものからは、私が絶対守ります」

「俺はなにも怖くないんで、残念だけど出番は来ないよ」

「それでも、私はそうしたいから、約束」


指を、出してから気づいた。

何やってんだ、私
子供じゃないんだから、
ああ顔から火が出そうとはまさにこれだ。


「ガキかよ。久しぶりに見たわ」


馬鹿にしたけど、小指を、絡めてくれた。

ああ、やっぱり好きだ。
素直にそう思ってしまう。


「約束です。私は萱島さんを助けます」

「じゃあ、水汲み当番変わってくれる?」

「便利屋じゃないです!ヒーローです!」


こんな心が温かくなる夜も、久しぶりだ。

それはきっと、私はこの想いを、大切にして受けとめていこうと決めたから。
また人を好きになれた、それは傷だらけだった過去から、一つ前に進めた、私にとっては大きな一歩だった。


「本当なのかね、あの話」

「私は、疑り深いので、素直には受け入れられないです」


遠くを見ながら、呟くように山本さんの話を持ち出す萱島さん。
彼と私は同じ気持ちなんじゃないかと感じる。
わからないものを信じるのは怖い。


「そうだよな、俺も。でもあいつのお陰でみんな希望が持てたなら、それも正しいのかも」

「希望、、」


私は元の世界に戻りたいのかな、
考えるほど、わからなくなっていく。

ただわかるのは、どの世界だとしても、萱島さんがいる世界がいい。
そんな恋愛脳になってしまっていることに、少し罪悪感を覚えた。



朝が来て、皆んなでお風呂作りをする事に決まった。


沈んだ様子だった寺崎さんが、率先して皆んなを仕切っている。

萱島さんの言うように、山本さんのおかげで前を向けたようで、何だか全体に活気が漂っていた。

私も、みんなとお風呂の為に働こう。


萱島さんも起きて加わるようで、頼れる男登場!と米澤くん筆頭に盛り上がっていた。

あんなに、恐れられ、腫れ物に触るかのように見られていたのに、何だか自分の事のように嬉しい。
ここ一番のドヤ顔をしたい気分。


そして一日中、みんなでお風呂作りに明け暮れた。


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3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 藍さん» いえいえ、こちらこそ迅速な対応をありがとうございます!占ツクライフ、楽しんでくださいね! (7月15日 20時) (レス) id: da35f6fb87 (このIDを非表示/違反報告)
3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 失礼します…!実在する方を小説に出す場合はオ.リ.フ.ラを外した方が良いですよ!また、nmmn(実在する人物を題材にした二次創作)ではご本人様の目につかないよう、伏せ字や検索避け(長くなってしまうので、お手数ですが詳細はご自身でお調べください)などをしましょう! (7月15日 16時) (レス) id: 6196f83925 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年7月12日 11時

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