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「A先生、気分は大丈夫ですか?ああすいません、辛いに決まってるのにこんな愚問を」
「気遣い嬉しいです。加藤さんの心配が上回っちゃったからか、不思議と落ち着いてきました」
「でもあの事があったのに、さらにこんな、私A先生ばかりこんな目に合うのが、本当に許せなくて」
怒りを露わにして、涙ぐむ畑野先生。
本当に優しいんだから、
「あの事って?すいません立ち入ってしまって」
「白浜さん、いいんですよ。今日、こんな事になって、このメンバーには何故か知ってほしいと思って、私の勝手なアレですけど」
聞いてくれますか?と前置きすると、白浜さんと畑野先生は真っ直ぐ真剣な表情で、受け止めようとしてくれていた。
萱島さんも目線だけこちらに寄越し、聞いてくれるようだ。
「保健室の先生をしていると、特定の生徒と関わる事が多くなります。いわゆる保健室登校というやつで、彼は初め不登校だったんですが、少しずつ保健室に通う様になりました」
「そこでは出された課題を自習したり、時には相談に乗ったりして、少しでもまた教室に通えるようになれば、学生として他の生徒と同じ様に学校を楽しめればと、私なりに真摯に彼と向き合っていました」
「でもそれは結果として、彼に届いてはいなかったんです。それはいつもの様に、保健室で話していたある日、、」
〈〇〇君は会話も上手いし、社交性もすごく感じる、きっとみんな自然に受け入れてくれると思うな〉
《先生も僕を受け入れてくれてる?》
〈もちろん、大事な生徒だもの〉
「その時彼は私の手を引き、ベットへ放り投げました。
そして、
〈なにするの、いきなり!〉
《ずっとこうしたかった!先生ならわかってくれるよね?》
馬乗りになられ、手を押さえつけられて、抵抗したけど、どうにも出来ずに、、」
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3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 藍さん» いえいえ、こちらこそ迅速な対応をありがとうございます!占ツクライフ、楽しんでくださいね! (7月15日 20時) (レス) id: da35f6fb87 (このIDを非表示/違反報告)
3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 失礼します…!実在する方を小説に出す場合はオ.リ.フ.ラを外した方が良いですよ!また、nmmn(実在する人物を題材にした二次創作)ではご本人様の目につかないよう、伏せ字や検索避け(長くなってしまうので、お手数ですが詳細はご自身でお調べください)などをしましょう! (7月15日 16時) (レス) id: 6196f83925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2023年7月12日 11時