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「人のこと全部わかったみたいに言うな。そういう上っ面の薄っぺらいこと言うなよ。言ってて気持ちいか?良い人アピールするために人のこと利用してんじゃねぇよ」

「そうかもな」


腹が立っている様子で詰め寄る萱島さん。
白浜さんは痛む足を庇いながら立ち上がり、しっかり萱島さんを見据えている。
私は息をのんで二人を見守っていた。


「誰だってどんな人でも必ず良いところはあって、みんなで協力して、何とかこの状況を乗り越えて、いつか前いた場所に戻れる。そう思わないと踏ん張れない。俺は弱いから」


二度と人を信じないと誓い、固く包帯でグルグル巻きにして防御し続けてきた、私の心にぐさっと突き刺さった。
自分で弱いと言えることが、どれだけ強いことだかわかるから、


「俺は腹が立ってんだよ、グレやがって事件起こして、考えれば考える程ふざけんなって、あいつが捕まったとき《ずっと一人だった寂しかった》って言ってたって、ふざけんなと思うだろ、自分だけ甘えんなって」

「そんなに責めるなよ」

「責めるも何も、もう面倒見きれないし、あいつに会っても縁を切るつもりで」

「そうじゃなくて、自分を。やるだけやってきて、立派だよ」


萱島さんの心のシャッターが開いたように見えた。

きっといつだって彼の欲しかった言葉を、
その言葉をただ待っていて、

それが目の前の、綺麗事ばかり言う嫌な男だというのは、きっと気に入らないだろうけど、


「本当お前好きじゃないわ」

「ごめん」

「どうしてっかなぁあいつ、ちゃんと飯食ってんのかな、会いてぇな、会って謝りたい」


ただ1人で大事なものを守ろうと踏ん張り続けた彼は、
認める人間が現れて、初めて弱くなれた。
萱島さんという人間が見えた気がした。



人の綺麗な部分を見たとたん、汚い部分を見せつけられて引き戻される。
私はああはなれないんだと。


1人で森の中を彷徨う。
あれ、この辺だよね、、


「みーつけた」


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3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 藍さん» いえいえ、こちらこそ迅速な対応をありがとうございます!占ツクライフ、楽しんでくださいね! (7月15日 20時) (レス) id: da35f6fb87 (このIDを非表示/違反報告)
3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 失礼します…!実在する方を小説に出す場合はオ.リ.フ.ラを外した方が良いですよ!また、nmmn(実在する人物を題材にした二次創作)ではご本人様の目につかないよう、伏せ字や検索避け(長くなってしまうので、お手数ですが詳細はご自身でお調べください)などをしましょう! (7月15日 16時) (レス) id: 6196f83925 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年7月12日 11時

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