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萱島さんの怒鳴り散らす声で目が覚めた。
慌てて外の様子を覗くと、田中さんに殴りかかっているのが見えた。
「帽子を被った怪しい奴を見たんだ!だから武器を!」
「嘘つけ!」
きっと昨日の彼だ。
田中さんの言う特徴と、昨日の男は一致している。
私も見たと言い出すべきなのかもしれない。
でももしそれで何かあったら、、
昨日の恐怖を思い出すと、そんな一歩は到底踏み出せなかった。
その音はあまりに懐かしく、無機質にただ辺りを包み込む。
雨だ、雨の音だ、、
何日も身体や頭を洗えていない不快感から解放されると、みんな自然の恵みを喜んでいた。
各々が雨を存分に感じている中、私は何か雨を受ける物がないか辺りを見渡す。
確かクリアファイルを持っていたから、漏斗にできないかな、
「A先生いいですねそれ!」
「畑野先生のはたくさん取れそう」
レジャーシートを持って笑っている畑野先生、なんか可愛い。
萱島さんの切ない横顔が気になる。
でも安っぽい言葉で励ますのなんて、きっとなんの気休めにもならない。
商売道具というのは、色んな思いがこもっている物だろうから、きっと悔しいよね。
それをぞんざいに扱える理由が私にはわからない。
ますます田中さんが苦手になっていく。
とりあえずの生活用水と飲み水は確保できた。
でもまだ安心はできない。
生きていくには食べなければ、皆で持ち寄った気休め程度のお菓子類は底をつきようとしていた。
「皆さんなんとか協力して探しましょう、食糧を」
「よかった、若い人がいてくれて」
白浜さんは食料問題を解決する為、皆を奮い立たせようとする。
だけど高齢の方なんかは、他人任せというスタンスで傍観していた。
頼る者と頼られる者、当然のようにその構図が生まれようとしている。
この何もない世界で、それでいいの?
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3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 藍さん» いえいえ、こちらこそ迅速な対応をありがとうございます!占ツクライフ、楽しんでくださいね! (7月15日 20時) (レス) id: da35f6fb87 (このIDを非表示/違反報告)
3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 失礼します…!実在する方を小説に出す場合はオ.リ.フ.ラを外した方が良いですよ!また、nmmn(実在する人物を題材にした二次創作)ではご本人様の目につかないよう、伏せ字や検索避け(長くなってしまうので、お手数ですが詳細はご自身でお調べください)などをしましょう! (7月15日 16時) (レス) id: 6196f83925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2023年7月12日 11時