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白浜さんは皆んなに、ここは何十年後かの未来かもしれないと告げた。
リーダーの彼の言葉は真実味があり、重苦しい空気に包まれる。
何十年後、、
私たちの世界の人たちは全ていない。
何もない未来。
でも未来にも人がいる限り、弱いままだと支配されてしまう。
もう無抵抗でなぶられる、そんな私にはなりたくない。
信じられないといった様子で、寺崎さんは電車から飛び出していった。
大事な家族の名を叫んで、
守りたい物があると人は弱くなる。
だったら私は何もいらない、人も、自分も、
「それどうしたの」
「ちょっと転んで」
手足の怪我を怪訝な目で眺めている萱島さん。
彼の目はいつだって全てを見抜いてしまいそうな程鋭く、直視できなかった。
「こんなとこで天然発揮してもモテないよ」
「天然じゃないです！滑ったから」
「保健室の先生は誰に診てもらうんですか」
「ほっといても治ります、これくらい」
萱島さんは持っていたペットボトルの水を唐突に私の膝にかけた。
「ちょ、貴重な水を！」
「人のことよりまず自分の心配しろよ」
口では冷たいことしか言わないのに、彼の行動はいつも正反対に優しい。
萱島さんが本当はどんな人なのか、知れば知るほどわからなくなっていく。
なんだか照れ臭くて、遠くを見て時間が過ぎるのを待った。
電車の車内に戻るとみんなが残した人たちへメッセージを録画していた。
居場所がない様な気がしてまた外に出る。
待ってくれてる人がいるとは思えない。
「A先生」
「畑野先生はメッセージ送る相手、多そうだね。充電がアレなら私のスマホ使ってもいいですよ」
「A先生は、撮らないんですか？」
畑野先生が気を使ってくれながら、言葉を選んでいるのが伝わって余計に惨めになった。
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3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 藍さん» いえいえ､こちらこそ迅速な対応をありがとうございます!占ツクライフ､楽しんでくださいね! (7月15日 20時) (
レス) id: da35f6fb87 (このIDを非表示/違反報告)
3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 失礼します…!実在する方を小説に出す場合はオ.リ.フ.ラを外した方が良いですよ!また､nmmn(実在する人物を題材にした二次創作)ではご本人様の目につかないよう､伏せ字や検索避け(長くなってしまうので､お手数ですが詳細はご自身でお調べください)などをしましょう! (7月15日 16時) (レス) id: 6196f83925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍 | 作成日時：2023年7月12日 11時
