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その日の夜、
平等に分配された水分により、久しぶりに喉を潤せたことで、いつもより落ち着いた雰囲気が漂っていた。
私は白浜さんの姿を探す。
トンネル側の線路に腰をかけて何か作業をしているところに、そっと近くに座った。
「失望しましたか?さっきの多数欠、元教員が悪い人間を追い出そうとするなんて」
「価値観の違いです。萱島さんの意見も間違っているとは言えないですから」
私は謝りたかったのか、
貴方はいい人間だと言い返してほしかったのか、
あの事件の前にここにきたら、畑野先生のように素直な意見を言えたのかもしれない。
でも、もう、
「俺は全員で生き残りたい、例え綺麗事だと笑われようとそれだけは譲れないんです」
「殺したいと思うほど、人を憎んだことがある人間には、綺麗事を口にする資格は無くなってしまいます」
白浜さんの眩しさに当てられすぎたのかな、
羨ましくて泣けてきそうだ。
「白浜さんはいつでも正しくいて下さい」
精一杯に笑顔をつくりその場から逃げ出した。
まるで怪しいメンヘラ女だな、なんてもう自分を笑ってあげるしかない。
涙を堪えて電車に戻ろうとすると、萱島さんから呼び止められた。
「手、見せて」
焚き火を囲んで2人で腰を下ろす。
大したことないと断ろうとするも、彼の罰の悪そうな顔をみたら差し出すしかできなかった。
「悪かった」
「いや、自分でやったことなんで」
なにやら持っていた布らしきものを、私の手にくくりつけている。
「絆創膏とか常備してる人間じゃないんで」
「あぁ、すいません」
「泣くほど痛い?」
顔を覗き込みそう問い掛けられた。
咄嗟に顔を背ける。
「いや、違います。感傷に浸ってたというか」
「待っている人がいる?」
「わからないです、親とも疎遠なんで探してくれているのかどうか」
あの件以降、全ての人間関係を自分から捨ててしまったから、待っている人間なんていないのかもしれない。
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3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 藍さん» いえいえ、こちらこそ迅速な対応をありがとうございます!占ツクライフ、楽しんでくださいね! (7月15日 20時) (レス) id: da35f6fb87 (このIDを非表示/違反報告)
3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 失礼します…!実在する方を小説に出す場合はオ.リ.フ.ラを外した方が良いですよ!また、nmmn(実在する人物を題材にした二次創作)ではご本人様の目につかないよう、伏せ字や検索避け(長くなってしまうので、お手数ですが詳細はご自身でお調べください)などをしましょう! (7月15日 16時) (レス) id: 6196f83925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2023年7月12日 11時