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「未来って、」
電車に戻ると、ここは未来だという説が広がっていた。
とても信じられないけれど、あまりにも現代社会からかけ離れたこの景色を見ると、どんな話も現実味を帯びてくる。
私たちのいたあの世界は遠い過去になってしまったってこと、、
悲しみとも違う、なんとも言えない虚無感に包まれる。
「向こうに、怪我人が!」
突然の思わぬ知らせに騒然とする車内。
駅員の小森さんが青い作業服のような上着を羽織った男を連れてきた。
「良かった、人がいて、、」
その男は自動販売機のドリンクを補充している最中に地震が起こり、気づいた時にはこの森の中だったそうで、
「水やお茶がカートごと誰かに盗まれた」
水があると知りみんなが騒つく。
誰が盗んだとギスギスした空気が漂い始めた。
この2日飲み水にありつけずみんな喉はカラカラ、かくいう私もだ。
あれ、水って、
「萱島さん、そういえば」
「はい知ってまーす」
萱島さんは自分が彼の無くした水を見たとみんなに伝えている。
私も聞いていたのになんで今の今まで忘れていたんだろう。
白浜さんがどこで見たのかと問いかけると、突然萱島さんは土下座しろと怒鳴り捨てた。
それは当たり散らしているように私には見えた。
「なんてね。教えてもいいけどさ、どうするのみんなで仲良く分ける?それとも配給制?」
「なるべく長くもつようにみんなで平等に分けよう」
本当にこの2人は相性が悪い。
私は萱島さんの言ったことを頭で思い起こした。
リアリストで人を疑うことで自分を守ろうとする萱島さん。
いつでも希望を持ち、人を信じ皆んなを守ろうとする白浜さん。
まさに水と油の2人だ。
水の行方をどうするかで睨み合い、いつ手が出てもおかしくない状況に周りは息をのんでいる。
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3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 藍さん» いえいえ、こちらこそ迅速な対応をありがとうございます!占ツクライフ、楽しんでくださいね! (7月15日 20時) (レス) id: da35f6fb87 (このIDを非表示/違反報告)
3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 失礼します…!実在する方を小説に出す場合はオ.リ.フ.ラを外した方が良いですよ!また、nmmn(実在する人物を題材にした二次創作)ではご本人様の目につかないよう、伏せ字や検索避け(長くなってしまうので、お手数ですが詳細はご自身でお調べください)などをしましょう! (7月15日 16時) (レス) id: 6196f83925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍 | 作成日時:2023年7月12日 11時