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12話 ページ12
TH「やった〜〜〜〜！完成した！」
『やったね…！』
両手をあげて喜ぶ彼と複雑な気持ちの私
本当に帰っちゃうの？
テヒョンが家族を恋しがってるから
飛行機直すのを手伝ってあげようって思ったのは本当だよ
でもちょっと寂しくなってきた…
TH「…A？どうしたの？」
『なんでもないよ』
TH「もう〜そんな顔しないで！
これから一緒に地球に行くんでしょ？」
『え？』
TH「え？」
私も一緒なの？
テヒョンに目を向けると、当たり前でしょ？って言う顔をされる
『でも私、人間じゃない…！』
TH「人間以外、地球立ち入り禁止なんて聞いたことないよ」
『人間しかいない世界だからね』
彼の考えに頭を悩ませる、時々。
本で読んだ地球は実際どんなところなんだろう、と言うワクワクや
初めて向かう土地に不安を覚える
TH「悩みなんて捨ててさ、行こっか僕と」
テヒョンが身軽に飛行機に乗ると
こっちに手を伸ばしてくる
TH「Aに素敵な世界を見せたいんだ」
『行く！テヒョンとっ。一緒に行く！』
私は初めてこの星を離れる
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作者名：ゆある | 作成日時：2021年9月25日 18時
