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『……そうだね』
私はジソンに何を話してるんだろう
きっと彼だって、こんな事聞きたくないはずなのに
でもいつになく真剣な顔のハニに
少しだけ頼りたくなってしまったんだ
HN「うん、それでヌナは辛くなったの?」
『ううん、違う。…辛いとかそういう感情ではなくて、ただなんか…あぁまさかビニとヨンボクまでそんなに好いてくれてたんだなぁていう驚きと』
HN「うん」
『…ヨンボク、が……毎日ジニから私の話を聞いてたって、自分の気持ち隠してまでジニの事を応援してたって話を聞いて…なんか凄く胸が苦しくなったんだよ…』
私は自分の胸に手を当てた
『私…きっと何処か自分が頑張らなくても、ジニやジソンは私に愛情表現してくれるからそれに応えとけばいい。…なのに、陰で思ってくれてた2人に私は何も気付いてあげれなくて…放ったらかしにしてたなって』
HN「…うん」
『馬鹿みたいよね。…でも、嬉しかったのは本音で…でも、でもさジソンア』
私はジソンの腕をぎゅっと掴んだ
『…貴方は私のことをよく知ってると思うけど…、私はこうやってみんなの気持ちを理解していながら今みたいに永遠に逃げ続けちゃうような女なんだよ…』
そう言うと、ジソンは私の腰を引き自分に引き寄せた
HN「…よーーーく分かってるよ、僕はそんなヌナの事が大嫌いで、どうしようもなく好きなんだから」
『…ジソンア』
HN「確かに僕はヌナが好きだから、周りに誰が居ようと誰が何を思っていても構わずヌナに愛情表現してたよ」
『…うん』
ジソンの声が、どんどん優しくなる
HN「…でもさ、いいじゃん。それがヌナなんだから…そんなヌナを愛せない奴なんて放っておけばいいじゃん」
そうでしょ?
ジソンはそう言いながら私を強く抱きしめる
HN「ヌナが初めて悩むときは、私この人好きだって自覚した時でいいと思うよ僕は」
その通りだ
わかってはいたけど
そう思ってはいけないと思うのが、人間だと思った
私はそんなマトモな人間でいたかった
演じ続けてでも
HN「…僕はヨンボク達みたいに優しくないからさ、」
『え?…ンっ、』
ジソンはそう言って、私にキスをした
HN「ん……言ったでしょ、ヌナは僕なしじゃ生きられなくしてあげるって。誰にも渡す気ないから」
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チャンミ(プロフ) - まさかのましゃかど!さん» まさかのましゃかど!さんコメントありがとうございます!リノくんお好きなんですね!これからもたくさん絡ませて頂くのでどうか温かい目で見てくださると嬉しいです! (2023年4月15日 8時) (レス) id: 439ab9c6d2 (このIDを非表示/違反報告)
まさかのましゃかど!(プロフ) - ああぁ〜一気に読んでしまいました、LKとのシーンきゅんが止まらぬ…最高です…更新これからも楽しみにしています!お身体にはお気をつけて(*´︶`*)ノ (2023年4月15日 4時) (レス) @page46 id: 597d570f11 (このIDを非表示/違反報告)
チャンミ(プロフ) - 雛鳥さん» 雛鳥さんコメントありがとうございます!part5も見てくださって嬉しいです。メンバーらしさが出てるって言われるのが1番嬉しいです…!私も誰かとくっつけるよりみんなとラブラブさせたくて奮闘してます。笑 はい!これからも見て下さると幸いです! (2023年4月13日 23時) (レス) id: 439ab9c6d2 (このIDを非表示/違反報告)
雛鳥 - 主人公を巡っての愛にメンバーらしさが出ててとても良いです!リノとのイチャイチャもとても良かったです!もうここまで来たら推しと付き合ってって思うよりも全員と幸せになってほしいと思うようになりました!楽しみにしています!どうかお体に気をつけて・・・ (2023年4月13日 12時) (レス) @page28 id: 52450fe194 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チャンミ | 作成日時:2023年4月6日 7時