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スンミンside
今僕の目の前には
しゃがみ込みながらひとり泣きじゃくってる大の男がいる
SM「…いつまで泣いてんの、ここ外だよ」
HJ「っ、う…ウウ〜…だって…」
その名もファンヒョンジン
なんて滑稽だろう
1人の女性が自分のものにならないという理由だけで
ここまで悲しくなるものなのだろうか
SM「…愛って難しいね」
HJ「何急に…だから深いんじゃん、愛は…」
思考回路がまるで違う
深いってなんだ
僕はジニの隣に座った
HJ「なんでお前まで座るの…もういいよ、宿舎戻ろうよ」
SM「そんな感情的になった状態でよくヒョン達の所戻ろうと思えるよね」
僕は冷たい人間なのかな
ヌナのことは大好きだ
そばにいたいと思う
でも、ヌナを想ってここまで悲しめるかな
ジニみたいに、泣けるのかな
HJ「…スンミンだってヌナのこと好きなくせに、…さっきみたいな場面みて何とも思わないわけ?」
SM「さっきって…ヌナがリノヒョンに寄り添ってたとき?」
HJ「そうだよ、!僕は嫌だったんだよ!」
SM「お前って本当にバカだね」
HJ「なっ…!」
SM「ヌナが好きで自分からリノヒョンに近寄ってったんじゃん、リノヒョンが無理矢理ヌナを引き寄せたわけじゃない」
そう
ヌナが他に好きな人がいるなら
それはもう仕方がないことじゃん
僕の言葉にジニは黙り込んだ
SM「だからさっきみたいにジニがリノヒョンにあたるのはお門違いなんだよ、わかる?」
HJ「…わか、ってる…けど…!」
ジニの気持ちが100パー理解できないわけじゃない
見ていて気持ちが良いものではなかったから
HJ「、じゃあお前はっ…ヌナが僕や他の人にとられても何とも思わないんだ」
SM「………うーん」
HJ「ほら、嫌なんじゃん」
ふと思い出す
前に一度、ヌナが熱を出した時のこと
SM「…僕が、ヌナを守りたいとか…頼りにされたいって思うのは…」
HJ「そんなの、めちゃくちゃデカい愛じゃん」
ジニのその言葉が、酷く胸に刺さった
HJ「…ちょっ、何で急に泣くんだよ!」
SM「え?」
なんでだろう
視界がぼやけて仕方ない
あぁなんだ
僕も、ヌナを想うと涙が出るんだ
ねぇジニ
僕も十分情けないね
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チャンミ(プロフ) - まさかのましゃかど!さん» まさかのましゃかど!さんコメントありがとうございます!リノくんお好きなんですね!これからもたくさん絡ませて頂くのでどうか温かい目で見てくださると嬉しいです! (2023年4月15日 8時) (レス) id: 439ab9c6d2 (このIDを非表示/違反報告)
まさかのましゃかど!(プロフ) - ああぁ〜一気に読んでしまいました、LKとのシーンきゅんが止まらぬ…最高です…更新これからも楽しみにしています!お身体にはお気をつけて(*´︶`*)ノ (2023年4月15日 4時) (レス) @page46 id: 597d570f11 (このIDを非表示/違反報告)
チャンミ(プロフ) - 雛鳥さん» 雛鳥さんコメントありがとうございます!part5も見てくださって嬉しいです。メンバーらしさが出てるって言われるのが1番嬉しいです…!私も誰かとくっつけるよりみんなとラブラブさせたくて奮闘してます。笑 はい!これからも見て下さると幸いです! (2023年4月13日 23時) (レス) id: 439ab9c6d2 (このIDを非表示/違反報告)
雛鳥 - 主人公を巡っての愛にメンバーらしさが出ててとても良いです!リノとのイチャイチャもとても良かったです!もうここまで来たら推しと付き合ってって思うよりも全員と幸せになってほしいと思うようになりました!楽しみにしています!どうかお体に気をつけて・・・ (2023年4月13日 12時) (レス) @page28 id: 52450fe194 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チャンミ | 作成日時:2023年4月6日 7時