スキズとひみつレンアイ part5

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ーー



　
　
　
『…チャニ、部屋まで運んでくれたんだ…」





朝目覚めると隣にはまだ眠っているヨンボクがいた




　
昨日、ヨンボクをなだめてる間私は色々な事が浮かんできて、要らないことまで深く考えてしまった



　
　



　
　
そう


　
少し考えれば分かることだった


　
みんなに愛されてるのはとても嬉しい


　
でも、彼らの涙を見たいわけじゃない


　
じゃあ解決策はと自分に問う




　
　
『…そんなの……』




　
チャニはきっと頭ごなしに怒るだろう


　
私がいなくなれば、なんて




　
　
『…ばかみたい…そんなこと、私が一ミリも思えないのに…』



渇いた笑いが出る



　
　
私は何も考えないように布団を深く被る





　
　
HN「またなんか変なこと考えてるでしょ」





布団越しに微かに聞こえる声に驚いた




　
『！？…なっ、！』




思わず布団を剥ぎ放り投げる



　
FL「…んん〜…」



ヨンボクは寒そうに自分の体をさすっていた



　
　
『…ホッ…良かった起きてない……、

…じゃなくて！ハナ！起きてるなら言ってよ！恥ずかしい…』




HN「シー！ヨンボクが起きちゃうじゃん！…ほら、こっち来なよ」



ハニが手招きしそう言った



　


ヨンボクを起こさないようゆっくりとベッドから抜け出し、布団をかけた







　
『……んで、なによ』



私は備え付けの椅子に腰掛けハニにそう聞いた



　
HN「なんでそんな睨むのさ…」


『にらっ…睨んでないでしょ？！』



HN「だから静かにって！」



ハニはそう言って私の唇に自分の人差し指を当てた



　
『んっ…ご、ごめん』



HN「別に良いけど…昨日のこと覚えてんの？」






私は数秒考えた




　

　
『…一応？』



私の返答にハニは大きなため息をついた



　
HN「ほんとビックリしたんだから、チャニヒョンがヌナを抱えて部屋入ってきたとき」



『あ、やっぱりチャニが…！』




HN「あんなにヌナと寝るって張り切ってたリクスが1人で先に寝てるんだもん。ヌナどこ行った状態よ」


　
『あ〜…はは…ちょっとチャニに話聞いてもらいたくて、ヨンボクが寝た後抜け出したらこんなことに』



HN「笑い事じゃないし、チャニヒョンの顔すごかったんだから。今にも死にそうな顔」





そうか


　
私、また



　
チャニに頼り切っちゃった





　
　
『…ハナ、私のこと殴って。強めに』



HN「ハ！？やだよ何急に！』

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