スキズとひみつレンアイ part4

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あのクリスマス翌日に起きた大きな出来事から数週間が経った



　

　
今でも忘れる事はない




忘れられたらどれだけ良かったかな







あの日から毎日過酷なレッスンや食事と体型管理に励んだメンバー達




協力し合ったアルバム作製も無事終わり




　


そうして今日、ようやく日本に発つ日が来た




　


　
ーーーーー








　
『みんな〜、準備できたの？』





フライトの日はいつもイエニやスンミンが先陣切ってバタバタしてるのは知っていたがいざ自分もその立場になるとよく分かる





大家族の母親ってこんな感じなんだなと









BC「…ンン〜、眠いよねむすぎる…」



FL「ああ〜もうチャニヒョン！いい加減目覚まして！しっかり歩いてよ！」




CB「ハナー！俺のサプリメント全部持った！？一つでも欠けてたら全てが終わりなの！」



HN「自分で持ちなよ！知らないよ！なかったら現地で調達すりゃーいいじゃん」



HJ「スンミナスンミナ〜」


SM「はいはい、パンツと靴下ね。ジニの分も全部用意してるよ」
　


IN「ヤー！リノヒョン！僕の服勝手に着ないでっていつも言ってるじゃん！！」


LK「イエニのこれが1番楽でいいのよ、リノに貸してちょうだい」










『……ここは地獄か？？』



　

鏡を見ずとも分かる


　

呆れて何も言えない顔をしてるだろう





『ちょっとハニ！ビニに手焼いてる所悪いんだけど着信きてるから出て！たぶんマネオッパじゃないかな』



私はハニの元へ駆け寄りスマホを渡した



　
HN「ありがとヌナ！…はいはいハンです、ヒョンおはようございます。…はい、了解です！すぐ行きます」




IN「もうついた！？」



HN「うん、路駐してるから早く来いだって。切符切られる前に行かなきゃ」




CB「立派な駐車場あるのに何でそこに停めないかなー！！！」



『そんな事よりフライト時間迫ってるから、早くおいでビニ』




私はチャンビナの手を引っ張った




　
IN「ヌナ、朝から迷惑かけてゴメン。ヒョン達の荷物全部まとめてくれたのヌナだよね？」



『それくらいなんて事ないよ、イエニもお疲れ様』



IN「ヌナがいてくれて本当良かった…じゃあ行こう」



　
『ンン〜！朝イチのジョンイナ最高』



CB「はいはい！うるさいよヌナ！走って！」





私は調子のいい事ばかり言うビニの背中を思い切り殴ってやった





　

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