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『…ねぇヨンボク、さっきから譲れないとか応援してたとか何の話なの？』
FL「……言いたくない…」
ヨンボクは震えた声でそう話す
ねぇ
今どんな顔してるの
FL「最初から僕がヌナの事気に入ってたのは本当だよ……
でもね、僕が今こんなにもヌナの事を好きなのって
毎日ヒョンジニからヌナの話を聞いてたから」
情けない話だよね、と
ヨンボクはそう言った
『………』
FL「バカみたいだなって思ったよ、ヌナとジニ、2人の間だけの話なのにまるで自分との事のように思えた」
『…ヨンボク、分かるじゃない。ヒョンジニは少し意地悪なだけなのよ。嫉妬深いから、』
FL「わかってる」
別にヨンボクを慰めたいわけじゃない
FL「、でも僕はそんなジニの事が大好きだった。…大好き、だったはずなのに…！」
感情が入り乱れてるのがわかる
彼が私にやっと顔を見せてくれた時にはもう
涙で顔がぐちゃぐちゃになってた
FL「ぼく、が…ヌナの事を好きって思い始めた時にはもう遅くて…ジニには、ジニだけにはどうしても言えなかったよ…」
ジニを悲しませたくないって何度も言う彼
なんてバカな子なんだろう
ヨンボク
あなたは優し過ぎるよ
『…ねぇヨンボク、私の顔を見て』
彼の肩を掴み、そう言った
『ジニのこと大切なら、そんな考えはやめなさい。ジニはきっと自分のせいでヨンボクを苦しめたって知ったらその方が悲しむよ』
FL「、っ…ぬ、な」
『私のことだけじゃない。ヨンボクが他に好きなものがあるならそれを誰かに譲る必要なんてないんだよ。
だって、あなたの人生はあなたのものなんだから」
私がそう言うとヨンボクは目を見開いた
その瞬間大粒の涙が彼の頬を伝い、わたしの手に落ちる
FL「、ッ…う、ん…うん…ヌナｯ…」
『ほらおいでヨンボク、ヌナが抱き締めてあげるから』
彼は私の腕の中でしばらく泣き続けた
過呼吸になりそうな彼の背中を何度もさすった
ヨンボクは誰よりもしっかりしていて、きっと今までも色んなことを我慢してきたんだろうと感じた
そんな彼を、私が甘やかさないで誰が甘やかすの
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ﾁｬﾝﾐ(プロフ) - かいりさん» かいりさんコメントありがとうございます！面白く見て頂いて嬉しいです🦊！ちょうど今ビニとのシーンを書いてました💪笑。これからもよろしくお願いします！ (2023年4月4日 23時) (
レス) id: 439ab9c6d2 (このIDを非表示/違反報告)
かいり - コメント失礼します！pat1から楽しく拝見させております♡꙼̈主様の小説が面白くて更新されるのがとても楽しみです☺️ビニとのイチャイチャも見てみたいです！お身体に無理せず執筆頑張って下さい！ 応援しております🙇♀️ (2023年4月4日 11時) (レス) id: be00786b09 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾝﾐ(プロフ) - 雛鳥さん» 雛鳥さんコメントありがとうございます！part1から見てくれて嬉しいです！リノくんとピリちゃんですね、お任せください！リクエスト助かります！頑張りますのでこれからも見に来てください！ (2023年4月4日 0時) (レス) id: 439ab9c6d2 (このIDを非表示/違反報告)
雛鳥 - Part1から全部見ました！とても面白くイチャイチャがドキドキです！全員とのイチャイチャを楽しみにしている+リノやピリちゃんとのイチャイチャが私的にはものすごく楽しみです！お体に気をつけて執筆してくださいね♪ (2023年4月3日 13時) (レス) id: 52450fe194 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾝﾐ(プロフ) - ミコさん» ミコさんコメントありがとうございます！これからも大量更新頑張ります！凄く嬉しいです、もしリクエストなどあれば書きますのでまたお待ちしてます！ (2023年4月3日 12時) (レス) id: 439ab9c6d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾁｬﾝﾐ | 作成日時：2023年3月30日 11時
