スキズとひみつレンアイ part4

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今私の目の前には2匹の可愛い子犬がいる


　
そう思え


　
そう思うんだ、わたし



　

　


　
SM「ほらヌナはやく、んー」




スンミンは大きくて綺麗な唇をつきだした




　

『(…いぬ、子犬だ、犬、ワンちゃん…)』






頭がグルグルする



　
ハニとジニはまだ良かった


　
あの子達は強そうに見えて芯がとても弱くて


　
私が優位に立ててたから



　
なのにどうしてもこのふたりには




　


勝てない




　
　
　



　
ーーﾁｭ



　
SM「ん、」




私は触れてるか触れてないか分からないレベルの可愛いキスをスンミンにした








『っ、あーー！もうヤダ恥ずかし過ぎる…！』




未だかつてあっただろうか


　
いや、私の記憶にはない




　
こんなにも恥ずかしくなるキスが




　
　
SM「………」



　


『ッ、！何で黙り込むのよスンミナ！わたし、っ…頑張って自分からしたのに…！』



　
なんかどんどん腹が立ってきた



　
何で私は今こんなに恥ずかしい思いをして、

　
　

『私今日チャニ達の部屋で寝る！、もうっ…』






私はベッドから出ようと立ち上がった


　
でもそれは勢いよくスンミンの手に引かれて


　
無駄なものとなった






　
『ーっ、ちょ！何すんの！？』

　
　

SM「ねぇ聞いてよヌナ」



『なに！？』







　
　
　


SM「僕、これファーストキス」




スンミンは自分の人差し指を自分の唇に当てそう言った



　
　
　
　
　

　
　
　
　




　
『…終わった……もうダメだ私の人生…』

　
　




IN「何言ってるのヌナ」



『本当にごめんスンミナ私あなたのお母様に謝ってくる』



　
IN「ちょっとヌナ！？どこ行くの！？」







　
こんなことがあっていいのか


　
いや、いいものか



　
　
こんな、こんな、こんな




　
SM「？」


　



『…こんな可愛い子のファーストキスが私みたいなカス女で…』




　
SM「さっきから何1人で暴走してんの？僕めちゃくちゃ嬉しいんだよ、初めてがヌナで」



　
そう言ってキラキラの笑顔を見せたスンミン



　
『…スンミナ……あぁもう、可愛いんだから』




私はキツくキツく彼を抱きしめた



　
　
ごめんねと


　
ありがとうの気持ちを込めて




　
　
SM「んっ、苦しいよヌナ」




『うるさい、黙って抱かれてなさい』




ーーぎゅ



　
『ん？』




IN「ヌナ、僕のことも抱きしめて」
　

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