スキズとひみつレンアイ part4

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私があの世へいくとしたら


　
それは間違いなく地獄だ




　
　
でもいま私の視界いっぱいに広がるこの人だけは


　
そこが辛く苦しい場所だろうと


どこまでも私を追いかけてくるんだろうな




　
　


　
　
『…っ…、！…ン…』




ハニの手が肌に触れる度に漏れてしまう声が恥ずかしくて、わたしは自分の腕を噛んだ



　
HN「なにしてんの、声我慢しないでよ」





傷がついちゃうでしょって、優しい声でわたしの腕を手に取りそこへ口付けるハナ



　
　
どこまでも優しくて、強引な彼に私は身を委ねた



　
快楽で歪んだハニの顔と、無数に垂れ落ちる汗に



　
どこまでも釘付けになってしまうよ




　


　
HN「、っ…あのさ、ヌナ…さっきの言葉、覚えてる？」






『、ん、ぁ…なんのことッ…？』



　
私がそう聞くと、ハニは動きを止めた



　
　





HN「ジニのこと、忘れなくていいって」







男というのは時に本当に理解に苦しむ



　
この状況でよく他の男の名前を出せるんだから







『…それがなに？』




　


ハニは私の頭を両手で鷲掴んだ



　

　
HN「…これから先、僕といても誰といてもジニの事が忘れられないって悲壮感に浸るヌナを、この先ずっと僕が苦しめ続けるんだ」








『…何が言いたいの？』






HN「徐々にヌナを苦しめて、貶めて、それでいつかそんな最低な僕しか考えられなくしてあげる」





　

ハニは不敵に笑いながらそう言った




　
HN「ジニやイエニなんて、僕の相手じゃない。
…だからさ、ヌナ。これから先は僕なしじゃ生きていけなくなっちゃうんだよ



あぁ


…可哀想なヌナ」



　
　
そう言ってまた私の体に触れるハナ






　
本当にどうしようもない男



　
そしてわたしもどうしようもない女だ






　



『…ハナっ、…もっと、もっと私に触れて…』





HN「うんいいよ…可愛いヌナ。…いい子」





　

　

ねぇハナ


　
　
とことん私を苦しめて




　
終わりの見えない地の果てまで






　

　
私を愛してよ









　

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