スキズとひみつレンアイ part4

162 ページ12

　
ーーー







　
　
HN「ヌナ、起きて。イエニも」




『…んーーーーーー』




　
ハニの声で目が覚める


　
なんだかとても良く寝れた気がする


　
横を見るとイエニがまだ私にもたれかかったまま寝ていた



　
『ンン〜ほんと可愛い寝顔』




イエニの頬をプニプニする


　
IN「ん…ヌ…ナ…Aヌナ…」




『イエナ？起きた？』



HN「イエニってば寝言でヌナの名前呼んでるよ…」




　
それは良くない


母性が爆発しそうだ




　
『イエニちゃん、起きないとチューしちゃうよ』



SM「それはダメでしょ」



スンモがイエニの唇を手で覆った



　
『何よ、冗談じゃないの』




SM「ヌナはたまに冗談が冗談じゃないから怖いよ」



BC「A、イエニの首元触ってみて。多分すぐ起きるよ」



『え？首？』




私はチャニに言われたようにイエニの首元を軽く触れた



　
IN「ッ、…うわ！ビックリした」



『すごい、本当に起きた』



IN「え、何、なんか凄いこしょばしかったんだけど」



『ゴメン、どうしたらイエニ起きるかなって』


　
　
私は少し申し訳ない気持ちになった


　



IN「…どうせならポッポして起こしてほしかったけど」



イエニは少し上目遣いで私にそう言った


　
　
『………スンモ、もう私を止めたりしないでよね』



SM「怖いよ顔…」







私たちは寝ていた残りのメンバーを無事起こし、ゲートまで向かった



　
　
　



『………オーマイガー…』





予想していた事ではあったが



　
こうして現場にいるのが初めてで戸惑った






　
人の群れ



黄色い歓声


　
無数のカメラ



シャッターが、とても眩しかった






　
MG「Aさん、とりあえず皆んなはステイやカメラマンに向けて一礼するけどそのまま突っ切るからみんなの事守ってあげて」





マネオッパにそう言われ、私は緊張で手に汗をかいた





『(…守るって、何をどうすれば…)』





　
お願いステイのみんな


　
ただ遠くから応援するだけにしてくれ





　



　
　
stray kids「STEP OUT！僕達はstray kidsです！」



恒例の挨拶が終わりみんなは深く頭を下げた



　

周りからサイレンのような声が聞こえる


人の数が多過ぎて何を言ってるかわからない



　
私は歩き出したみんなにとりあえず着いていくことにした

163→←161

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す