スキズとひみつレンアイ part4

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何やらガンガンと音がする

　
　
鈍い痛みを感じ私は目が覚めた




　

　
『…ん』




SM「…すー…」




寝息の聞こえる方向を見ると横にはスンミンがいた


　

口が半開きになっている

　
…可愛い






『(…そうだ、私昨日高熱出して…それから…)』




額に手を当て昨日の出来事を必死に思い出した






『…スンミナ…ごめん…』




私は小さな声でそう彼に囁いた





SM「…ん…何が…？」



彼はゆっくりと目を開け私にそう言った



　
『あ、ゴメン…！起こしちゃったね』



ビックリして私は勢いよく起き上がった




　
『うっ…』



自業自得だ

　
クラクラする


　

SM「ばか、ほらおいで。大人しく寝てなよ」



スンミンは私の手を掴み自分に引き寄せた


　
そのまま、優しく腕枕をしてくれた




　
なんて温かいんだろ


　
スンミンの鼓動が聞こえる


　
…安心する



　
　
私は再び眠りにつこうとしたその時




　
　
ーーーガチャッ



　
『！？』



HN「ちょっとヌナ！！！」



CB「…あぁ良かった、生きてた」



FL「ヌナっ、大丈夫！？リノヒョンからヌナ熱出したってさっき聞いて…！」




みんなが青ざめた顔で部屋にゾロゾロと入ってきた






　
SM「ちょっと朝から騒がしいよみんな…ヌナ病人なんだけど」



HN「スンミナは早くその腕をどけて！僕が腕枕するから！」



『ハナ…静かにして、頭に響く…』



HN「あ、ゴメン」



シュンとするハニ



　
『ううん…ゴメン心配かけて、もう大丈夫だから』




私は本当に申し訳ない気持ちで一杯だった

　
　
こんな人ひとりに対して心配かけてしまうなんて


　
スケジュール詰まってるのに





　



BC「A起きてる？」


チャニがひょこっと部屋に顔を出した




『チャニ、うん。おはよう』


　
BC「おはよ、体調どう？」


　
優しく私の頭を撫でるチャニ


　
『うん、おかげさまで良い感じだよ。まだ頭は痛いけど』




BC「そっか、なら良かった。あのさ」



『うん？』



BC「やっぱこれから先も俺らとスケジュール共にして。宿舎にAひとり残しておくの心配だから」



『…え』



BC「また今回みたいなこと起きて、俺らが側にいなかったら心配でどうにかなりそうなんだよ」





チャニは冷静に話してるつもりなんだろう


　
でも誰よりも心配してくれたんだろうというのがひしひしと伝わってきた

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