＊4-16 移行しました ページ50
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「それって、つまり…」
大貴「うん」
大貴「Aを助けるには、同じ誕生日に生まれた俺がAの心臓を食べるしかなかったんだ」
「でも、そうしたら、わたしは…」
大貴「…俺らと同じ体質になる。 つまり、欲を満たすことで生きて行かなきゃならない」
「……そん、な」
大貴「だから俺は断った。 そんな風になってまで、この子を助ける必要がないだろって。 目が覚めて、欲を満たさないと生きていけません、なんて言われて、誰が納得するんだって」
「……うん」
大貴「けど、光自身も頑なに意見を曲げなかった。 だから、条件を出したんだ」
「…7日間、時を戻して、その間にわたしに決めさせる…って？」
大貴「そう…だけど、7日間、時を戻したとしても、本来の、事故に遭ったAと、時を戻されたAがこの世に同時に存在するっていう矛盾を取り除くことが出来なかった」
大貴「だから、病院では植物状態になったAが存在して、今ここに別のAが存在してるんだ」
ふわりと、彼の酷く熱を帯びた手の平が
わたしの手を握る
「……心臓を食べて余命を延ばす、って言うのは、わたし自身のことだったんだね」
ずっと思い込んでた
心臓を食べないと死んでしまうのは大貴だって。
でもそれは違った
心臓を食べないと死んでしまうのは大貴じゃなくて
心臓を『食べてもらわないと』死んでしまうのは、わたしだったんだ
_____その時だった
隣で、大貴がハッと身体を強ばらせ
わたしを握る手がふるふると震え始めていた
「大貴？ どうしたの？」
さっき以上に青ざめる表情
時折、あ、あ、と声を漏らすばかり
「ねぇ、大貴？ どうしたの？」
ゆっくりと振り返った彼の唇からは
思いがけない言葉が放たれた
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大貴「ひか、るが…」
「光？」
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大貴「食べたんだ」
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大貴「光が」
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大貴「死にかけてる」
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ま し ゅ め ろ(プロフ) - さくらさん» 読んで頂きありがとうございます。編集作業、一旦ストップしました。全体公開していますので、ぜひご覧ください！ (9月25日 22時) (
レス) id: 6ef99db9f8 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - はじめまして！すごく面白く早く続きが気になる！って思う作品でした！もしよろしければ続きが気になりますのでパスワード教えていただきたいです！よろしくおねがいします！ (9月23日 22時) (レス) id: 355cc375d5 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - 初めまして！とても続きが読みたいので良ければパスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いします。 (2020年2月29日 14時) (レス) id: b3d66c9ea1 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - はじめまして！すごく面白くて続きがきになります！ (2020年2月27日 2時) (レス) id: fef5646239 (このIDを非表示/違反報告)
みなも(プロフ) - はじめまして！すごく続きがきになるので、パスワード外していただきませんか…（ ; ; ） (2020年2月18日 21時) (レス) id: 091cd48b99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅ
| 作成日時：2017年11月12日 0時
